一月場所はまたしても、技能賞は該当なしだった。昨年
2014年も5場所は該当なしだった。観客は技能相撲を
見ることなく高いチケット代を払っていることになる。
体重の増加とともにパワー相撲さらに引き、はたきが
よく決まるようになってきた。現代は技能力士はいない
のか。
関脇以下で現役最多受賞は安美錦の6回、以下妙義龍が
4回、豊ノ島が3回と続く。安美錦と妙義龍は受賞回数は
多いほうだが、ケガで思う存分戦えるとは限らない状態
である。ちなみに大関・横綱では鶴竜の7回、続いて
琴奨菊の4回である。
技能賞といえば多彩な技を駆使した栃錦(9回)、双差し
名人鶴ヶ嶺(10回)、理詰めの相撲の栃ノ海(6回)、
前さばきの栃東 父(6回)、徹底した押し大受(6回)、
前さばきの栃東 父(6回)、徹底した押し大受(6回)、
食い下がるピラニア相撲旭国(6回)、うまさ抜群3代目
若ノ花(6回)、ほかにも安芸乃島、栃東 子、琴光喜
など時代ごとに技能の花を咲かせた。( )は技能賞
受賞回数。
受賞回数。
幕内力士以外に技能派はいないか。新十両の石浦の相撲が
面白い。立ち合いから足を取りにいったり、一気の寄りに
土俵際まわって出し投げで逆転など技能相撲が取れる力士
である。幕下には蘇というきびきびした相撲を取る力士も