大相撲

霧島に立ちふさがる8人衆

良くも悪くも一月場所に焦点が集まる力士が霧島で
ある。そこで対戦圏内で負け越している対戦相手・
五分の相手は誰か。霧島に立ちふさがる8人衆を分
析してみた。

<霧島>

0(××●×××)10照ノ富士
霧島が一度も勝てない相手が照ノ富士である。四つ
に組んだだけでは勝てない。食い下がっても、照ノ
富士にねばられ体力負けとなる。もっとも照ノ富士
が一月場所出場するか現時点でははっきりしていな
い。

5(〇×××〇●)7高安
優勝した先場所、高安にはいいところなく突き落し
で敗れている。力負けだった。現在の実力は霧島が
上だが、高安は要注意の対戦相手である。

<2023年11月 高安の突き落しに敗れる>

8(●●●〇〇〇)10正代
対戦成績は正代が勝ち越している。だが、正代には
霧島を脅かす要素が少ない。正代が先手をとって先
に攻めると勝機が生まれる。

0(×××××●)1豪ノ山
豪ノ山のパワー相撲はうまさを粉砕する。霧島も先
場所馬力相撲に敗れている。霧島は鋭く踏み込んで
立ち合い負けしないことである。一つ間違えると危
ない。

<2023年11月 豪ノ山にパワー負け>

7(□〇●●×)8豊昇龍
霧島の7勝には不戦勝が含まれている。先場所は取
組編成のまずさから大関同士の対戦がなかった。そ
の場所、調子がよかった者が勝っている傾向がある。
一月場所も調子のよかったほうが勝ちそうである。

8(〇×〇××〇)8貴景勝
霧島に不戦勝が1つある。
昨年は一度も貴景勝に負けなかった。貴景勝が優勝
した昨年の一月場所にも勝っている。貴景勝は立ち
合いから霧島を大きくくずす立ち合いが必要である。

<2023年1月 貴景勝を破る>

7(●〇〇●〇〇)7翔猿
翔猿は霧島に対して互角の勝負をしている。昨年の
七月場所では食い下がっての粘力相撲で勝っている。
翔猿が勝つとしたらこの相撲しかない。霧島は逆に
その体勢を許さない相撲が求められる。

8人衆以外に阿炎とは5勝4敗と接近している。霧
島は一月場所果たしてどういう結果を出すのか。一
月場所は14日から始まる。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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