大相撲

■23福岡4日目 貴景勝の横綱は最初からない

大関に波乱が生じた。まず、霧島が高安と対戦した。
高安があたり勝って攻め立て、突き落としを決めた。
高安の流れるような攻めが功をそうした。連日気迫
あふれる相撲を取っていた霧島もこの日はなすすべ
がなかった。霧島は5日目気持ちを切り変えて臨む
ことである。連敗は避けたいところである。

<霧島、高安に苦杯>

結びの一番貴景勝は明生との一番であった。貴景勝
は押して出るも、明生の反撃に後退。いなしもきか
ず、明生が攻め立て最後青房下土俵で寄り切った。

<貴景勝、明生に敗れる>

貴景勝は1敗となったが、横綱は最初からない。全
休-11勝では今場所どういう成績・相撲内容でも無
理があり過ぎる。貴景勝の横綱は最低12勝、13勝
優勝をあげてからの話である。

大関在位が17場所で長いといわれたのが佐田の山で
ある。この記録を抜いた力士が北の富士の大関在位
21場所である。同日横綱になった玉乃島改め玉の海
は大関在位20場所であった。この記録は琴櫻によっ
て更新され、大関在位32場所になった。武蔵丸がタ
イ記録を持っている。貴景勝は現在大関在位が25場
所である。横綱か大関止まりか分岐点にさしかかっ
ている。

琴ノ若はうるさい阿炎をまったく寄せ付けず、押し
出した。4連勝といい流れになってきた。次期大関
候補は琴ノ若が最有力である。そのためのも今場所
2ケタ勝っておきたいところである。

<琴ノ若、阿炎を退ける>

豊昇龍は翔猿に落着いた相撲で寄り切った。土俵際、
腰を落として万全だった。他の大関が早すぎる敗戦
だけに豊昇龍の踏みとどまりが期待される。

 

当サイトはブログランキングに参加しています、どうか応援をお願いいたします!

【ブログランキング】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック


【日本ブログ村】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村
  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

-大相撲

Copyright© 土俵の目撃者(毎日更新) , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.