今日は学生の団体がかなり大勢観戦に訪れた日だっ
た。それもマス席を含めて占めていた。応援紙に城
北高校卒業生頑張れの文字が見えた。帰りは多数の
学生があふれるなかの通路・階段であった。
今日はきわどい相撲が目立った日だった。まず、後
半2番目の相撲、隆の勝対翠富士戦である。隆の勝
が出足一直線で翠富士を土俵外に吹っ飛ばしたかに
見えた。うちわは翠富士で物言いもつかなかった。
隣の客席の方と意外な結末に顔を見合わせた。上か
らでは隆の勝がかなり有利に見えた。だが、写真を
みると隆の勝の足の甲が返っていた。翠富士は九死
に一勝であった。なお、決まり手は引き落としにな
った。
![](http://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2023/11/4fc0a304adb529bcaf4e76ee4da1aca7.jpg)
ビデオが導入されたとき言われたことだが、やはり
水平カメラは必要である。特に足が俵の上が土俵外
の砂についたかは水平カメラのほうがはっきりする。
未だに水平カメラは実現していない。
続いて琴ノ若対明生戦。四つ身の争いの激しい攻防
戦になった。琴ノ若が明生の腕を抜きに出るが、明
生こらえて頭をつける体勢をつくった。琴ノ若上手
が取れないなかでしのぐ。
琴ノ若、上手を引いくも、明生下から寄り立てる。
東土俵、寄る明生。琴ノ若、しのいで投げの打ち合
い。明生再度寄り立てるも琴ノ若東土俵際、うっち
ゃり気味に仕掛ける。勝負は微妙にみえたが、その
とき明生の足が出た。なお、決まり手は珍しい大逆
手になった。
![](http://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2023/11/82e26d37296da490b4e2c7d9ef4c36b0.jpg)
豊昇隆は先場所、先々場所本割で負けている北勝富
士戦である。なお先々場所の優勝決定戦では勝って
いる。相撲は、北勝富士に押し込まれる場面があっ
た。最後はたき込みで勝利した。
![](http://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2023/11/2b7a18a3c7ba79ee40831d74cfa62077.jpg)
貴景勝は文句なしの相撲で宇良を突き出した。霧島
は気迫の相撲で正代を寄せ付けず、寄り切った。隣
の席の方と慣れ親しんだ霧馬山の名のほうがよかっ
た、という点で一致した。