大相撲

■23秋9日目 混迷深める九月場所

2023年9月18日

祝日敬老の日の秋場所9日目。この日だけは今まで
と異なった。これまで結びの一番で立ち上がる時刻
がほとんど17時55分ごろであった。初日は物言い取
り直しで終了18時をオーバーした。ギリギリは危う
いと思ったほうがいい。ところが9日目は17時52分
頃が結びの立ちあがった時刻であった。だから物言
いがついても18時に放送が終了した。

<17時52分頃結びの一番で立ち上がる豊昇龍と琴ノ若>

さてその結の一番は豊昇龍対琴ノ若の一番であった。
相撲は豊昇龍が果敢に攻めたが青房下土俵でもつれ
た。攻めた豊昇龍が傾く、土俵際小手投げをうちな
がら土俵を割った琴ノ若。

物言いがついた。永い協議になったが、豊昇龍の足
の甲がかえっていて負けとなった。そこが視点にな
るとは予想できなかった。

<豊昇龍、琴ノ若を攻めるも足の甲がつてしまった>

豊昇龍はこれで3勝6敗になった。大関の成績では
ない。それにしても前場所優勝の豊昇龍は勝てなく
なった。この現状を今場所は打破できないのではと
思わせる。星勘定、明日は豊昇龍だから白星。そう
言われても不自然ではない。

貴景勝は豪ノ山相手に今場所最高の押し相撲をみせ
て圧勝した。霧島は宇良相手に積極手的に攻めて土
俵際の宇良の逆転を許さず、攻めきった。ともに6
勝3敗となった。

<霧島、宇良の逆転を許さずはでに押し倒す>

平幕では1敗高安・熱海富士、2敗剣翔である。高
安はこれまでの実績から不安が残る。熱海富士・剣
翔は上位と対戦して勝ち抜くことは難しい。

九月場所の混迷はこれからも続くことになる。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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