大相撲

■23夏11日目 差がありすぎる照ノ富士と朝乃山の対戦相手

2023年5月24日

優勝の行方を決める一番、1敗朝乃対2敗明生戦は
幕内前半に組まれた。ここまで朝乃山は横綱・三役
はおろか上位戦が一番もない。一方明生は横綱照ノ
富士戦のみでほかの上位戦はない。いわば幕内2部
クラスの勝利者である。

相撲はこう展開した。立ち合い、朝乃山左上手、明
生もろざし。ふところにはいった明生が一気の速攻。
東土俵つまった朝乃山が右から強烈な突き落としが
決まり、明生は土俵に沈んだ。紙一重の勝利だった。

<朝乃山、明生に逆転勝ち>

1敗を守った朝乃山は12日目大栄翔と対戦。このあ
と照ノ富士、霧馬山戦はさけられない。後は大関貴
景勝、関脇若元春との対戦になりそうである。上位
戦は12日目では遅すぎる、といってきた。相変わら
らず組編成は後手にまわっている。

もう一人の1敗照ノ富士は関脇豊昇龍と対戦した。
引っ張りこんでの極め出しで、まったく問題にしな
かった。それにしても連日上位戦の照ノ富士と平幕
だけを相手にしてきた朝乃山では差がありすぎる。
両者の対戦が待たれる。

<照ノ富士、1敗死守>

2敗霧馬山は平戸海を問題なく退けた。12日目は
貴景勝戦。今後は照ノ富士、朝乃山、豊昇龍戦が
予想される。霧馬山の真価が問われる。

<霧馬山9勝目>

場所は終盤残り4日間である。14勝1敗の優勝は
実現するのか。朝乃山対照ノ富士を組むことで、
照ノ富士対貴景勝戦はなくなるのか。大関目指す
霧馬山、苦手大栄翔戦ははずせまい。となると貴
景勝戦しかなくなる。今回も取組編成はうまくい
かなくなるなかで12日目以降を迎える。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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