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九月場所の番付が発表された。千秋楽と同じ
8月である。関脇小結は順当である。関脇は
正代・御嶽海と詰まっていた。だが、小結で
11勝をあげた大栄翔が関脇に昇進するのは
当然であった。ここまではいい。
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目につくのは照ノ富士の優遇ぶりである。
前頭東筆頭はいき過ぎである。上位で勝ち
越した隆の勝、同じく北勝富士、さらに玉鷲
を逆転する成績ではない。一月場所優勝した
徳勝龍のときもそうだったが、優勝したから
といって、極端な前例はつくるべきではない。
これが異変1である。
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今回の番付で空白地帯ができたのが2枚目
から5枚目である。そのため、10勝5敗の
玉鷲は6枚半、同じく10勝5敗の妙義龍は
7枚半上がった。照強は8勝7敗で3枚半
上がった。大関朝乃山に足取りで勝った一番
は値千金の1勝となった。そのほか空白地帯
の恩恵となったのが以下である。
豊山上位で5勝10敗2枚半下
栃ノ心10勝5敗7枚上
霧馬山上位で6勝9敗1枚半下
7勝8敗の前頭西6枚目竜電、同じく7勝
8敗前頭西7枚目徳勝龍は現状維持かと思っ
たが、実際は半枚下がった。
十両に落ちる成績だった幕内力士は5人、
十両から幕内に上がれる力士は3人だった。
だから幕内に一人残し、十両から少し無理
して上げる見方が多かった。それが勢であり、
新入幕の豊昇龍であった。ところが実際は
勢も十両に落とし、十両西5枚目9勝6敗の
逸ノ城を無理して上げる結果になった。これ
が異変2である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/08/200802千秋楽幕内-001-e1598838964497.jpg)
十両は新入幕を狙える力士が上位に少ない。
東3枚目若元春だけである。木崎海は引退
した。新十両は王輝と錦富士である。幕下
では納谷が4枚目、宇良が5枚目に上がった。
納谷兄弟4男の夢道鵬が幕下にはいった。
婚約貴景勝は今度こそ活躍できるのか。残暑
の中で九月場所が始まりそうである。
以前使用のカメラの記憶がよみがえりました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。