大相撲

スーパー新入幕力士5

2014年10月21日

1973(昭和48)年九月場所入幕
前頭11 大錦 横綱琴桜に勝利 

大錦については2014年10月1日を参照していただきたい。
補足すると13年半関取生活をおくったが、そのうち約5年半
は十両在位であった。ただ、金星は8個獲得している。

2014(平成26)年九月場所入幕
前頭10 逸ノ城 13勝2敗 横綱鶴竜に勝利
140916三日目幕内 385
<九月場所 栃煌山対逸ノ城戦>
 
ここまでスーパー新入幕力士をみてきたが、史上最高の
新入幕力士は文句なしに逸ノ城である。2横綱2大関と
対戦して13勝2敗の好成績である。あわや新入幕優勝かと
思わせるほどの快進撃だった。優勝争いができない
日馬富士、鶴竜、3大関以上の存在価値を示した。

体重199キロは重過ぎるイメージがあるが、逸ノ城は動け
る範囲である。取り口は右四つ寄りだが、稽古場で通用
しないとわかると本場所では戦法を変える器用さをもつ。
立ち合いの変化も残されたら上手をとって反撃するつもり
だったという。
140916三日目幕内 334
北の富士、大錦は入幕2場所目で小結だが、逸ノ城の
入幕2場所目は小結を飛び越え一気に関脇である。初土俵
から6場所目というスピード出世である。豊山(前名内田)
でさえ、三役は初土俵から8場所目である。

逸ノ城は巡業を途中から休場して、怪物見たさの地方の
大相撲ファンをがっかりさせているという。逸ノ城は
どうやらおじさんに人気があるとの声がある。愛される
キャラクターではあるが地力はまだ未知数である。
真価を問われるのはこれからである。
140923十日目I 幕内 564
<九月場所 嘉風対逸ノ城戦> 

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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