重量級大相撲を生き抜く奴ら

現代は重量級大相撲時代である。150キロ級は珍しくない。ひと昔
前は150キロといえば巨漢だった。北の富士・玉の海は130キロ台だ
った。重量級大相撲で生き抜く奴らがいる。

◆114キロ翠富士 最高位前1

幕内最軽量。それでいて幕内を維持している。2025年七月場所時点
で23場所在位している。2021年一月場所の新入幕で技能賞を受賞し
ている。4番肩すかしを決めている。記録の面では初日から10連勝
した後5連敗したことがある。その反面9連敗6連勝したことが最
近あった。

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翠富士
翠富士

◆117キロ藤ノ川 最高位前14

去る七月場所で新入幕を果たした。見事敢闘賞を獲得した。甲山
(元大碇)親方の長男で幕下の碇潟は弟である。十両に上がるまで
10場所連続勝ち越しできた。新十両で負け越さなければまだ勝ち越
し記録は続いていた。小兵ながら押し相撲である。

藤ノ川
藤ノ川

◆123キロ朝紅龍 最高位前12

三段目付け出しでデビューした。スピード出世とはいかなかったが、
21場所かかって入幕した。幕内でも軽量に苦しんでいる相撲が目立
つ。もっとも豊昇龍も軽量に苦しんだのだからどうばけるかわから
ない。七月場所後十両入りを決めた石崎は実弟である。

朝紅龍
朝紅龍

◆121キロ宮乃風 最高位十13

十両から一人選んだ。幕下のとき宮城としてきびきびした相撲を取
り、注目していた。下積みは3年5場所かかり、十両はまだ2場所
経験しただけである。各段優勝経験はない。十両でも苦労している。
いかに現状を打破するかにかかっている。

宮乃風
宮乃風

昭和51年三月場所は殊勲賞北瀬海、敢闘賞鷲羽山、技能賞旭國の小
兵力士が活躍した場所だった。こうした小兵旋風は再びおこるか。

元栃錦の春日野はこうあいさつしたことがあった。「私はマムシと
いわれ、若乃花君は土俵の鬼といわれた。旭國はピアニアとよばれ
ている。小兵力士にこうしたニックネームがつけばしめたものです」
ここにあげた4力士ははたして今後どう化けるか。

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この記事を書いた人

日本経済新聞で15年間記者を務め、日経HRの編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するフリーライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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