現在の立浪親方は、元関脇・旭豊である。立浪部屋は横綱・豊昇龍を擁し、いまは出羽海一門に所属する。所属力士は15人で、うち関取は2人(2026年8月2日取得)。立浪はもともと横綱双葉山・羽黒山、大関名寄岩を育てた本家で、代々娘婿が名跡を受け継いできた点に特徴がある。娘婿の羽黒山、さらに娘婿の安念山(2代目羽黒山)を経て、同じく娘婿の旭豊へと続いている。
歴代の系譜は、豊昇龍の大関昇進(2023年)当時に田口がたどった記述による。在籍力士は日本相撲協会公式サイトの部屋詳細ページから取得した(2026年8月2日)。
| 立浪(師匠) | 継承の関係 | 主な歩み |
|---|---|---|
| 元緑嶋 | 本家 | 横綱双葉山・羽黒山、大関名寄岩を育成。時津風・春日山・中川が分家独立 |
| 元羽黒山 | 娘婿 | 横綱。立浪本家を継承 |
| 元安念山(2代目羽黒山) | 娘婿 | 大島・追手風が独立 |
| 元旭豊(現在) | 娘婿(大島部屋出身) | 横綱・豊昇龍を擁する。出羽海一門 |
立浪一門とは|本家から出羽海一門へ
2023年七月場所後、豊昇龍の大関昇進が決まった。協会の使者として境川(元両国=前名小林山)と大鳴門(元出島)が立浪部屋の宿舎に向かった。使者は通常、同じ一門の親方が選ばれる。豊昇龍が所属する立浪(元旭豊)部屋は、出羽海一門に属しているのである。
むろん立浪は出羽海の系統ではない。三保ケ関(元増位山の父)の系統でもない。その前は貴乃花一門だった。しかし貴乃花が突然協会を離職したため、貴乃花を支持した親方衆は行き場を失う。多くは元の二所ノ関一門に戻ったが、立浪は出羽海一門に加わることになった。

立浪部屋の歴史|双葉山・羽黒山を育てた本家
立浪はもともと本家という立場だった。元緑嶋の立浪は、横綱双葉山・羽黒山、大関名寄岩をはじめ、多くの関取を育てている。ここから時津風(元双葉山)部屋、春日山(元名寄岩)部屋、中川(元清恵波)部屋が分家として独立した。元双葉山の時津風は、師匠の立浪と意見が合わなくなり、独自の路線を歩むようになる。

立浪部屋は、娘婿の羽黒山に、さらに娘婿の安念山=2代目羽黒山へと引き継がれた。元安念山のもとでは、元旭國の大島部屋、元大翔山の追手風部屋が独立している。さらに大島部屋からは、元旭富士が元陸奥嵐の安治川部屋を引き継ぐかたちで受け継いだ。立浪は、血のつながりではなく娘婿が代々継いできた家系なのである。

現在の立浪親方は元旭豊|立浪株をめぐる経緯
元安念山の立浪部屋は、直弟子ではなく、娘婿で大島部屋出身の旭豊が継いだ。ただ、旭豊の引退相撲の売上金をめぐって、義父の元安念山と、その娘(旭豊の元妻)との間で不仲になる。ついには立浪の名跡(株)をめぐって裁判にまで発展した。裁判は元旭豊が勝ち、現在に至っている。

豊昇龍の大関昇進は、出羽海一門にとっての大関誕生でもあった。本家から分かれ、一門を移りながらも、立浪は関取を出し続けている。
立浪部屋についてよくある質問
Q. 現在の立浪親方は誰ですか?
元関脇・旭豊です。横綱・豊昇龍の師匠で、立浪部屋を率いています。大島部屋の出身で、娘婿として立浪を継ぎました。
Q. 立浪部屋はどの一門ですか?
出羽海一門です。もとは貴乃花一門でしたが、貴乃花の退職後に出羽海一門へ加わりました。
Q. 立浪部屋の歴代の師匠は?
横綱双葉山・羽黒山を育てた本家(元緑嶋)から、娘婿の羽黒山、さらに娘婿の安念山(2代目羽黒山)を経て、現在の旭豊へと受け継がれました。代々娘婿が継いできた家系です。
Q. 立浪部屋から独立した部屋は?
古くは時津風(元双葉山)・春日山(元名寄岩)・中川(元清恵波)、のちに大島(元旭國)・追手風(元大翔山)などが独立しています。
立浪部屋の力士一覧(15人・2026年7月場所)
2026年8月2日時点で立浪部屋に所属する力士は15人である。関取は横綱・豊昇龍と十両の明生の2人。階級は日本相撲協会公式サイトの部屋詳細ページの区分をそのまま使っている。
| 階級 | 番付 | 四股名 | 読み |
|---|---|---|---|
| 幕内 | 東横綱 | 豊昇龍 | ほうしょうりゅう |
| 十両 | 西十両七枚目 | 明生 | めいせい |
| 幕下 | 西幕下七枚目 | 天空海 | あくあ |
| 幕下 | 東幕下八枚目 | 大花竜 | おおかりゅう |
| 幕下 | 西幕下十二枚目 | 上戸 | かみと |
| 幕下 | 東幕下十九枚目 | 北大地 | きただいち |
| 幕下 | 西幕下五十二枚目 | 一翔 | かずと |
| 幕下 | 西幕下五十三枚目 | 木竜皇 | きりゅうこう |
| 幕下 | 西幕下五十八枚目 | 立王尚 | たつおうしょう |
| 三段目 | 東三段目十枚目 | 春雷 | しゅんらい |
| 三段目 | 東三段目六十一枚目 | 多良浪 | たらなみ |
| 序二段 | 東序二段十五枚目 | 筑波山 | つくばやま |
| 序二段 | 東序二段四十三枚目 | 幸奄美 | ゆきあまみ |
| 序二段 | 東序二段五十枚目 | 北洋山 | ほくようざん |
| 序二段 | 東序二段五十八枚目 | 刻竜浪 | こくりゅうなみ |
内訳は幕内1人、十両1人、幕下7人、三段目2人、序二段4人である。師匠は立浪(元旭豊・小結)。
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