■六日目 出でよ、曲者、個性派

たんたんと進む取り組みを見てつくづく思った。
今の土俵、見ていてわくわくする取り組みが少ない
ということを。

かつてはけたぐりでよく大鵬を負かした海乃山、
かく乱スピード相撲の藤ノ川・鷲羽山など期待させる
曲者がいた。しかし、今はそうした期待を抱かせる
曲者は見当たらない。

個性派も少ない。起重機明武谷、潜航艇岩風、褐色の
弾丸房錦などニックネームがつく力士もめっきり
減った。彼らが得意の体勢、得意技を発揮して観客を
わかしたものだ。

以前と異なるのはまず、軽量力士が少なくなった点が
あげられる。現代は150キロクラスがざらで120キロ台が
軽いクラスになってしまった。150キロが巨漢と
いわれた時代からは隔世の感がある。技も限定されて
しまった。吊り出し、うっちゃりがめっきり少なく
なったことからもわかる。現代は曲者・個性派受難の
時代である。

<写真は明武谷のブロマイド>

明武谷

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この記事を書いた人

日本経済新聞で15年間記者を務め、日経HRの編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するフリーライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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