大相撲

■五日目 横綱昇進の条件

2014年1月17日

稀勢の里が碧山の馬力に圧倒され、いいところなく
一方的に突き出され2敗となった。これまで稀勢の里の
横綱昇進の話題を距離を置いて見て来たが、あらた
めて横綱昇進の条件を考えてみる。

横綱はほかの競技にはない特殊な概念である。
1.常に力量抜群
2.適格者がいなければ欠いてもかまわない
  つまり単なる地位でない
3.降格はなく、不成績なら引退
以上から量生産すべき対照でないことがわかる。

横綱昇進の基準は
1.玉の海梅吉氏 5場所を対象とした安定感
2.小坂秀二氏 最低でも時の最強者
3.私 5場所中3場所優勝、5場所すべて12勝以上
これは過去に弱い横綱あるいは物足りない横綱を量産
してきた歴史から学んだ結果、打ち出した基準である。
年6場所時代に2場所だけで決めるのはあまりにも
危うさが伴う。

昭和・平成の力量抜群の横綱は玉錦、双葉山、
羽黒山、栃錦、若乃花、大鵬、玉の海、北の湖、
千代の富士、貴乃花、朝青龍、白鵬の12人しか
いない。稀勢の里の横綱昇進は話題尚早である。
140116五日目幕内 789

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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