大相撲

■六日目 出でよ、曲者、個性派

2014年1月18日

たんたんと進む取り組みを見てつくづく思った。
今の土俵、見ていてわくわくする取り組みが少ない
ということを。

かつてはけたぐりでよく大鵬を負かした海乃山、
かく乱スピード相撲の藤ノ川・鷲羽山など期待させる
曲者がいた。しかし、今はそうした期待を抱かせる
曲者は見当たらない。

個性派も少ない。起重機明武谷、潜航艇岩風、褐色の
弾丸房錦などニックネームがつく力士もめっきり
減った。彼らが得意の体勢、得意技を発揮して観客を
わかしたものだ。

以前と異なるのはまず、軽量力士が少なくなった点が
あげられる。現代は150キロクラスがざらで120キロ台が
軽いクラスになってしまった。150キロが巨漢と
いわれた時代からは隔世の感がある。技も限定されて
しまった。吊り出し、うっちゃりがめっきり少なく
なったことからもわかる。現代は曲者・個性派受難の
時代である。

<写真は明武谷のブロマイド>

明武谷

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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