大相撲

■四日目 値千金の粘力相撲

2014年1月16日

完全に勝ったと思った相撲をひっくり返される。
負けた力士はたまったものではない。しかし、見て
いる観客は信じられない土俵の光景にあっけに
とられ、次の瞬間最高の拍手をおくる。そんな相撲が
この日は見られた。

それはまず、幕下上位5番の最初の一番で実現した。
東、巨漢萬華城対西、小兵石浦戦である。東萬華城が
立ち合い張ったが、石浦は左まわしを取ってくい
下がる体勢をつくった。ところが萬華城は石浦の
左腕を両腕で抱え込んで一気に出た。石浦はたちまち
西土俵につまり、体も伸びきり勝負あったかに見えた。
ところが体勢がくづれながらもかろうじて右へまわり、
出し投げをはなった。勢いもあり萬華城はたまらず
土俵を割った。

次に幕内の東宝富士対西遠藤戦である。立ち上がるや
宝富士はすばやく右上手を取り、上手から引き付け
左へ寄り立てた。この攻撃に遠藤は上手も取れず、
東土俵へと詰まってしまった。これまでと思ったが、
遠藤捨て身の俵の上での左下手投げに両者土俵下に
倒れ込んだ。しかし、先に落ちたのは宝富士で
あった。遠藤の大逆転勝利であった。

恐るべき相撲への執念とかマムシと呼ばれた栃錦は
横綱羽黒山が上手投げをはなってから3つの技をくり
だしたエピソードをもつ(負けはしたが)。最後の
最後まであきらめない相撲は最高に面白い。
140115四日目幕内 522

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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