大相撲

■三日目 琴奨菊の今後

2014年1月15日

大関琴奨菊が豊ノ島にあたり負けし、後手にまわって
切り返しで敗れた。それにしても負け方も、テー
ピングしている右肩も痛々しい限りである。先場所
右大胸筋断裂全治3カ月と診断されたて休場した
負傷は当然治癒しているわけがない。カド番だから
無理して出場したのだろうが、相撲が取れるの
だろうか。

負けがこんだから休場というこれまで多くの横綱・
大関がとってきたパターンはいただけない。相撲を
取るなら最後まで取る。力士生命に影響がでるなら
早めの休場が望ましい。

横綱玉の海は1971(昭和46)年九月場所、休場を
すすめる周囲に対し出場を決めた。「ぶざまな相撲を
取ったら遠慮なく批判してください」とNHK解説者で
あり報知新聞切り捨てご免欄の筆者である玉の海さんに
語っている。横綱玉の海はこの場所不調ながらも
右四つ、腰でとる相撲を取り12勝3敗で乗り切って
責任を果たした。玉の海は休場のあり方に貴重な
指針を示してくれた。
140114三日目幕内 966

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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