大相撲

■23名初日 霧島思いがけない休場で場所に大穴

2023年7月9日

新大関霧島が初日から突然休場した。まったく寝耳
に水であり、場所にぽっかり穴があいた感はまぬが
れない。ろっ骨を痛めたということだが、早くも角
番で暗澹たるスタートとなった。貴景勝は休場で大
関不在では出鼻をくじかれ、初日から盛り上がりに
水をさす結果となった。

<霧島>

大相撲の注目点は3関脇豊昇龍・大栄賞・若元春の大
関昇進なるかである。若元春は御嶽海に対し力強い相
撲で圧倒した。大栄賞は正代に危なげなく攻めて最後
押し出した。

豊昇龍は翔猿を攻めて体勢をくずしながらの押し倒
しであった。3関脇は順調なスタートとなった。ノ
ルマは3場所33勝だが、2大関が早々と休場する現
状では3場所32勝もあるかもしれない。

<豊昇龍(右)対翔猿>

照ノ富士は場所前腰を痛め不安材料があった。おま
けに対戦相手の阿炎は何をしてくるかわからない。
しかし、相撲は、照ノ富士が圧倒した。2大関不在
のなかではやはり横綱に頼るしかない。関脇以下だ
けの場所は3月にあったが、どうもしまらない。

<照ノ富士、阿炎に圧勝>

残った横綱3関脇で初日はなんとか白星で終えた。
これがどこまで続くか。難しい相手はこれからであ
る。場所の後半では互いに星を潰し合うことになる。
場所の試練は続きそうである。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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