安美錦は智略力士だ

どうしたら勝てるか、どうすれば勝てるか。昔、連勝を
続ける双葉山に出羽一門が笠置山を参謀として智略を
つくして作戦を練った。という伝説が残っている。
ときには上位をくい、ときには技能相撲を発揮する安美錦。
あまりクローズアップされていないが、彼は実は智略
力士ではないかと思った。
100317四日目幕内後半 601
それを実感するきっかけとなったのが2010年(平成22)年
三月場所の関脇把瑠都戦だ(写真)。全勝でひた走る
把瑠都にあらん限りの死力を尽くして対戦し、抵抗した。
それはひとことでいえば相手の力を封じ、自分の力が出せる
体勢をつくった相撲だ。自分十分相手も十分、または自分
だけ十分でも胸をあわされては体力負けする。
100317四日目幕内後半 629
この相撲は結局もう一歩およばなかった。だが、最高の
相撲を見せてくれた。ベテランの域にはいった安美錦だが、
九月場所では技能賞を獲得した。まだまだ智略相撲を
十一月場所以降も見せていただきたい。
100317四日目幕内後半 651
 
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この記事を書いた人

日本経済新聞で15年間記者を務め、日経HRの編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するフリーライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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