6場所制 昭和33年から48年
年6場所制で新入幕を果たした力士が対象である。
引き続き新入幕から初優勝までの場所数をみていこ
う。
新入幕大鵬は初日から11連勝と快進撃。大鵬の止め
役を小結柏戸が担うことになった。若い力の激突と
なった相撲。最後は下手出し投げで柏戸が勝利した。
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大鵬は負けたとはいえ、将来の大物ぶりを見せた。
大鵬は新入幕の年に優勝している。6場所目のこと
であった。大鵬は新入幕から引退の年まですべて優
勝している。
横綱・大関に好成績者がいないなか、平幕佐田の山
が初優勝した。新入幕から3場所目であった。ただ
し、横綱・大関戦は皆無であった。
千秋楽は小結富士錦戦であった。この一番は佐田の
山の預かり知らぬところで工作されていたという。
突っ張って叩けと、アドバイスを受け勝った。とこ
ろが翌場所負けてやれといわれたという。佐田の山
はそのとき工作されたことに初めて気がついたとい
う。
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1ケタは2人のほかに輪島が9場所目を記録してい
る。
北の富士、玉の海が対立した時期があった。燃える
要素があると強い北の富士は29場所目であった。玉
の海は玉乃島と呼ばれた時期に26場所目に初優勝し
ている。
新入幕から初優勝まで最長場所数は長谷川の44場所
目である。長谷川が優勝できるとは思わなかった。
玉の海が前の年急死した影響が大きかった。
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場所数がかかった次点は清國である。35場所目であ
った。清國は大鵬と同期であった。遅れてきた男で
あった。
(この項目続く)