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2023年十一月場所直前考

巡業に途中から参加した横綱照ノ富士が休場となっ
た。今年フル出場は1場所である。横綱は休場して
も地位はそのままである。それだけに、今度出場す
るときは間違いなく進退をかけた場所になる。照ノ
富士は待ったなしまで追い詰められた。

<照ノ富士>

朝乃山も休場である。出場が危ぶまれていたが、本
人は出場の意向を表明していた。結果は休場であっ
た。人気者だけに残念だが、次は万全の出場を期待
したい。

貴景勝・霧島・豊昇龍の3大関は期待しにくい。本
来なら横綱が休場のときは大きなチャンスであるは
ずだ。

貴景勝は今年5場所中2場所が休場である。大関在
位25場所で、角番は通算7回。1回失敗している。
霧島・豊昇龍は大関になって弱くなっている。大関
は関脇・小結の倍稽古しなくては維持できない、と
いったのは栃木山である。

<貴景勝>

混迷の時代、優勝候補は場所前にあげにくい。これ
がいいとはけしていえないが、誰が優勝するかわか
らないほうが面白いという見方もある。ただ、番付
の崩壊である。願わくば、優勝は三役から出てほし
い。

関脇大栄翔は年間最多勝をかけた戦いになる。現在
51勝。霧島・豊昇龍が49勝で続いている。年間最多
勝争いは十一月場所もう一つの見所である。

<大栄翔>

全休で十両落ちした伯桜鵬は再び全休である。休場
続きで幕下に番付を下げた若隆景は出場する。幕下
西筆頭負け越しなしの尊富士との対戦はあるのか。
幕下は目が離せない場所になる。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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