昭和初期の「ケンカ玉・ボロ錦」玉錦と、昭和50年代の「怪童」北
の湖による時空を超えた横綱対決は、北の湖がパワーと懐の深さで
ねじ伏せ、優位に立つ可能性が高いと考えられます。もし二人が対
戦した場合の展開予測と、それぞれの特徴の比較は以下の通りです。

◆両雄のプロフィール比較
項目 32代横綱・玉錦三右エ門 55代横綱・北の湖敏満
体格 175cm / 140kg前後(当時 181cm / 170kg
としては大型)
取り口 右四つ、猛烈な寄り、吊り、 左四つ、上手投げ、圧倒的
激しい気迫 な馬力と強靭な腰
実績 幕内優勝 9回(3連覇2回) 幕内優勝 24回
◆取組の展開予測:北の湖の「左四つ」vs 玉錦の「右四つ」
二人は「ケンカ四つ」(互いの得意な差し手が逆)になります。
1.立ち合いの攻防
玉錦が持ち前の激しい闘志でぶちかまし、右を差そうと猛攻を仕掛
けます。しかし、北の湖は強烈な左のかち上げや重い腹での圧力を
武器としており、簡単には中に入らせません。
2.中盤の四つ身
玉錦が強引に右を差し込んで食い下がったとしても、北の湖は170
kgの巨体と圧倒的な腰の重さを持っています。北の湖は右上手をが
っちり引き、頭をつけて玉錦の攻めを受け止めます。

3. 決着
玉錦が強引に吊りや寄りを試みた瞬間、北の湖の代名詞である豪快
な上手投げ、または万全の体制からの寄り切りが決まる展開が有力
です。
◆ 結論
玉錦の激しい気迫と右からの攻めは脅威ですが、現代に近い過酷な
超大型化時代を支配し、24回の優勝を誇る北の湖の圧倒的な馬力と
懐の深さが、玉錦の猛攻を十中八九受け止めるでしょう。北の湖の
7勝3敗、あるいはそれ以上の確率で北の湖が勝利すると予想され
ます。