新大関の優勝は難しい。大の里は9勝6敗、豊昇龍は8勝7敗だっ
た。それを安青錦が20年ぶりに成し遂げた。これは予想外のことだ
った。予想外のことを達成した安青錦への期待は膨らむ一方である。

安青錦は現在2連覇中である。大正15年の公式優勝制度以降2連覇
を達成した力士はけっこういる。だが、これが3連覇あるいはそれ
以上となると数えるほどしかいない。11人である。ほとんどが時代
を築いた横綱である。
常ノ花
玉錦
双葉山
羽黒山
大鵬
北の湖
千代の富士
曙
貴乃花
朝青龍
白鵬
安青錦は三月場所3連覇に挑戦する。達成すれば偉業である。
もう一つは大関在位最短在位記録である。横綱が地位化した常陸山
以降では横綱昇進での大関在位最短記録は2場所である。栃木山・
双葉山・照國である。ただし、彼らは年2場所制の時代の横綱である。

年6場所制時代では大関在位最短記録は3場所である。わずか3人
しかいない。
北の湖
千代の富士
朝青龍
安青錦が横綱を決めれば大関在位2場所の新記録を達成することに
なる。
ただ、横綱になるためには個人的には13勝以上の優勝が必要である。
安青錦にとって13勝以上は未知の領域である。13勝は豊昇龍でさえ
2回しかない。大の里は14勝1回、13勝2回である。安青錦には成
績をともなう優勝が望まれる。