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■23秋8日目 大関は3人になっても弱かった

8日目は大関惨敗の日となった。

まず霧島が隆の勝と対戦した。対戦は昨年の七月場
所以来である。対戦成績は霧島の1勝8敗であるが、
今は対場が逆転している。対戦の空白は隆の勝の低
迷によるものである。

霧島がついていくが、パワー違いの隆の勝の逆襲に
たちまち土俵につまり、東土俵下にはでにふっとば
された。

<霧島、隆の勝に圧倒されての敗北>

これで5勝3敗となった。勝ち越せるかもしれない
が、優勝をねらえるほどの勢いはない。調子も上が
ってこない。霧島にはもろさが同居している。

豊昇龍は低くくる宇良に立ち合い失敗した。宇良は
押し込んではたき込むと、豊昇龍は土俵に沈んだ。
これほどあっけない負け方はない。

<宇良に負け3勝5敗となった豊昇龍>

豊昇龍は3勝5敗となり、勝ち越しが危うくなった。
豊昇龍は先場所の優勝者である。本当に地力ででき
た優勝だったのか。

貴景勝の対戦相手は翔猿である。対戦成績は4勝5
敗。現在4連敗中である。優勝した一月場所に負け
ている。

相撲は動きまわって突き押しの応酬となった。まわ
りこむ翔猿を貴景勝が攻めきれない。そのなかから
翔猿が攻め込んで青房下土俵に押し出した。

貴景勝からは苦手克服ができない。やすやすと負け
るから進歩がない。これでは翔猿が自信を深めてい
くだけである。

<貴景勝、苦手翔猿に敗退>

貴景勝はこれで5勝3敗。一時1敗で期待されたが、
盤石な強さではなかった。

ここまで大関の成績は13勝11敗となった。大関が3
人になっても弱くなっただけである。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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