連日の満員御礼である。この満員御礼に貢献してい
るのが外国人観客である。今日周辺は皆外国人であ
った。早くから観戦する方と十両おしまいのころ来
るタイプがいる。中には途中で帰る方もいる。相撲
の魅力は勝負が柔道やレスリングに比べて決まりや
すいことなのだろうか。
7日目気になった取組が豊昇龍対錦木戦である。真
っ向からぶつかって豊昇龍が後退。堂々と正面土俵
で押し出された。
はずみや作戦で負けたわけではない。力負けである。
豊昇龍の力は錦木に及ばなかったわけである。そも
そも力勝負にもちこまれたこと自体が失敗である。
豊昇龍は3勝4敗になった。霧島、貴景勝、大栄翔、
若元春、琴ノ若との対戦を残している。10勝は難し
くなった。8勝、9勝なら角番にならない。しかし、
実に物足りない成績である。大関止まりの大関があ
げる成績である。
1敗貴景勝は2勝4敗の正代と対戦した。正代は老
獪である。豊昇龍が勝ったと思った相撲を逆転して
いる。
今の貴景勝は押し切る力がない。正代は押しからの
突き落としさえ気をつければ突破口は開ける。
相撲は、貴景勝の押しから突き落としを正代がくわ
ない。押し合いになり、貴景勝は張り手までくり出
したが効果なし。引きに乗じて正代が押し出した。
正代は貴景勝攻略法の手本を示した。