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どうなる一月場所の優勝争い

昨年は5人の優勝者が出た。場所前からの
予想通りになったのは白鵬くらいである。
明日から始まる一月場所はどうか。優勝の
条件としてあげられるのは、次の3つである。
第一に取りこぼしを少なくする。第二に横綱・
大関戦を勝ち抜く。最後は優勝争いをする
力士との直接対決に勝つことである。
まず、取りこぼしすなわち関脇以下の敗戦を
昨年の1年間でみていこう。
取りこぼしA
白鵬は5場所で4敗と抜群である。鶴竜・
日馬富士は2敗する恐れがある。琴奨菊は
1場所途中休場があっても最も取りこぼしが
多い。琴奨菊の前に出る圧力を止めれば勝機
が出る結果となっている。琴奨菊・豪栄道は
昨年負け越しが2度ある。これでは優勝候補
にあげにくい。
170107初日前日 312
<健闘を誓う豪栄道(左)と鶴竜>
 
次に昨年1年間の横綱・大関戦をみると稀勢
の里が大関とは思えぬ数字を残している。
白鵬は第一人者にふさわしい横綱・大関戦の
成績である。鶴竜・日馬富士はすべてがいい
ほうに回転したときに優勝のチャンスである。
へんこうA
170107初日前日 073
<優勝なるか稀勢の里>

昨年の優勝争いが以下である。
優勝条件3A

中には差があり過ぎて、事実上の優勝争い
といえないものもある。ほとんどが優勝力士
の勝利である。次点で稀勢の里の名が目立つ。
稀勢の里は優勝争う力士に勝てば、優勝に
大きく踏み出すといえる。白熱した優勝争い
は五月場所の白鵬対稀勢の里戦の12戦全勝
同士の激闘、七月場所の日馬富士対稀勢の
里戦の10勝2敗同士の激突であった。
こうしてみると白鵬が安定度、強さでリード
している。しかし、かつてのように絶対王者
ではない。これに稀勢の里、日馬富士、鶴竜
がからんでくると面白い展開になる。
170107初日前日 185
<まだまだ第一人者の白鵬>
 
前売りチケットはすでに完売である。大相撲
は鍛え上げた肉体と肉体のぶつかりあい、
洗練された技能の発揮、そこに見る者をエキ
サイトさせ、感動させる醍醐味がある。満員
の観客をわかせる内容と優勝争いをぜひ見せ
ていただきたい。

初日早々雨のようです。
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よしなに
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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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