大相撲

昭和・平成の横綱ベスト10 3

2014年11月18日

★基準の第2は相撲に対する真剣度
さて、白鵬を加えたランキングだが、10人の実績だけで
比べるならことは簡単だが、それだと数字で自動的に
決まってしまう。また、実績では栃錦、若乃花のように
両者が拮抗した横綱はどうしても不利になってしまう。

基準の第2はどれだけ相撲に対して真剣だったのか、この
一項目をつけ加えた。基準の第3は強さにともなう実績
である。ただし、数字は時代によって、取組形式、年間
場所数、仕切り制限時間、仕切り線の間隔、優勝決定戦の
有無、ビデオの採用の有無などで異なるので単純に比較は
できないことをご理解いただきたい。その結果昭和・平成
の横綱ベスト10は以下となった。

1位双葉山
★超人的な双葉山の立ち合い
双葉山の1位はゆるがない、異論も許さない。と小坂氏は
述べているが、やはり1位は双葉山である。双葉山の
立ち合いは超人的である。相手が立てばいつでも立つ
立ち合いはその後誰もまねできないほどである。こんな
ことがどうしてできたのだろうか。双葉山はこともなげに
「1日のうち10分(当時の仕切り制限時間)だけ集中
すればいいんです」と語っている。

立ち合いといえばもうひとつ。相手より一瞬遅れながら
立ち上がった瞬間、機先を制する後の先の立ち合いで
ある。これは極意に到達したような印象を受けるが、
1935(昭和10)年蓄膿症の手術によって体重の増加に
ともってと聞く。だとすると平幕のときから実行して
いたことになる。この点においても超人的である。
双葉山
<双葉山のブロマイド>

★76年たっても破れぬ空前絶後の69連勝 

双葉山といえば史上最高の69連勝と誰もが連想する。
1939(昭和14)年の1月の達成から76年を過ぎてもいまだ
に破られていないこの記録はまさに空前絶後。強さだけ
ではできない数字である。70連勝ならざる日「未だ木鶏
たりえず」という電報を師と仰ぐ方に送っている。気負い
もせず、おくびもしない木の鶏のような心境にまでは
達していなかった、と振り返っている。

双葉山といえばもうひとつ有名なのが「信念の歯車が
くるった」という言葉である。1940(昭和15)年11日目
までに4敗したときに言った言葉である。信念の人だった。
相撲は二枚腰といわれるほど腰がよかった。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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