大相撲

■福岡2日目 はかりかねる大相撲人気

2014年11月10日

白鵬は智略力士安美錦に惑わされず、一気に走って勝負を
決めた。鶴竜は引き技が目立ち、大関が当てにならない中
不安視された日馬富士は豊響を寄せ付けず、一気に勝負に
出て好調なスタートを切った。

141110二日目幕内 1579
<白鵬対安美錦>

優勝回数は積み重ねである。減ることはない。連勝記録の
ように1敗したらそれまでというものでもない。白鵬の
優勝回数が大鵬の最高優勝回数32に並び、追い抜くのは
時間の問題である。それどころかどこまで回数を伸ばすかに
関心がいっても不思議でない。

白鵬がほとんど優勝を独占している状態で、大相撲人気が
続くというのは実に奇妙な現象である。同じように大鵬
ばかりが優勝している時代、後で横綱になった栃ノ海、
佐田の山が先に引退してからは大相撲人気はみるみる
ダウンしていった歴史がある。

大鵬
<大鵬>

遠藤人気は急速に影響力を失いつつある。逸ノ城に注目が
集まっているが、今日の宝富士戦を見てもまだ破壊力
十分の相撲は取れていない。逸ノ城の成長はすぐには
できない。逸ノ城こけたら、大相撲人気もこけたでは
話にならない。
141110二日目幕内 100
<白鵬、太刀山型の土俵入り>

九月場所は満員御礼が14回出た。この大相撲人気をどう
分析したらいいかはかりかねている。相撲内容はよく
なってはいるが、吊り出しもうっちゃりも見られない
相撲は寂しすぎる。せめて白鵬の優勝を阻むのではと
思わせる力士の出現を毎場所望みたい。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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