大相撲

■福岡3日目 波乱の前触れか

2014年11月11日

相撲ファンは覚えているだろうか、昨年の十一月場所で
多くの休場者を出したことを。琴奨菊、琴欧洲、琴勇輝、
舛ノ山、栃ノ心と5人出た。引退した阿覧を加えれば6人
である。思い起こせば先場所も日馬富士、妙義龍、千代
大龍、豊ノ島、豊真将、東龍、舛ノ山、千代の国と8人も
いた。これだけ多くの休場者が出れば、当然取組数は減る。

今場所は豊真将が初日から、出羽疾風が3日目から休場
した。さらにこの日は英乃海と嘉風が負傷した。こうした
不吉は波乱の前触れか。それを象徴するように3日目の
土俵は荒れた。

まず、横綱日馬富士が高安と突き合いになった。日馬富士
は突いてから四つにいくが高安が嫌う。ならば押し込まん
とするが、泳がされて足を出してしまった。白鵬は栃煌山
に引き技をつけ込まれ、一気に出られ土俵際につまる。
からくも必死に残し、逆転するが、白鵬の相撲にスキが
あった。白鵬はときどき相手を軽くあしらおうする傾向が
ある。

141111三日目幕内 2278
<高安、日馬富士から金星>
141111三日目幕内 2146
<白鵬、栃煌山に攻め込まれる>

まだ、場所は始まったばかりである。この日は厄日か
あるいは天中殺か。土俵がさらなる波乱へと向かわない
ことを願う。乱戦・混戦は御免こうむる。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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