大相撲

■福岡4日目 暗転の十一月場所

2014年11月12日

この日横綱日馬富士は栃煌山の圧力に耐え切れずバランス
をくずして連敗。大関琴奨菊は勢に先手を取られ、守りに
まわって土俵を割った。4日目を終わって日馬富士、
琴奨菊、豪栄道はすでに2敗。優勝争いから完全に脱落
したとはいえないが、このあと全勝する可能性はかなり
低い。

141112四日目幕内 1352
<日馬富士対栃煌山>

最近言われなくなったが、「連敗しては優勝はできない」
という言葉がある。今までは横綱大関戦、あるいは大関
同士の対戦は後半に取り組まれていた。しかし、早々と
優勝から脱落した横綱・大関を後半戦で当てることに
どれほどの意味があるのだろうか。

141112四日目幕内 1253
<勢対琴奨菊>

それにしても十一月場所はかつて地元の魁皇が優勝争い
した2010(平成22)年でも観客数はもうひとつだった。
今場所はそのときを超える人気が予想されているのに
横綱・大関陣は半分が早々と負けが込む展開になって
しまった。

休場もさらに嘉風、大砂嵐、英乃海と一挙3人も増え、
5人になった。十一月場所はかつて九州が相撲どころ
だからと誘致した。ここ何年間は相撲どころどころか
閑古鳥が鳴いていた。この後楽しみにしてチケットを
購入したお客さんのためにもせめて一番一番内容のある
相撲を取ってくれることを期待する。

141112四日目幕内 697

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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