大相撲

十一月場所の人気

2014年11月6日

かつて十一月場所はある祈りにもにた願いとともに開催
された。それは地元九州出身の人気力士が11月まで引退
ぜずにもってくれという願いである。十一月場所前に
引退したら観客数に影響がでてしまう。そんな状態は
なんとしても回避したいと関係者は願ったものである。

場所の人気に影響する力士、それは晩年の魁皇である。
それほど九州の本場所は他の本場所より観客が少なかった
時期があったのである。2009(平成21)年、2010(平成
22)年ごろの話である。
101127十四日目幕内前半 039
<魁皇>
 
それがいまや十一月場所の人気は上々である。6日は
前夜祭が行われた。開場は13時、開演は15時だが11時半
ごろには800人が並んでいた。開場のころは倍に膨れ
上がっていた。開演までは2時間もあるのに。こんな
ことは今までなかった。ただ、平日だけにお年寄が目立っ
た。

ここで前夜祭の主な内容を紹介てみる。九州出身力士紹介、
対談コーナー、子供力士土俵入り、子供横綱土俵入り、
子供相撲大会、力士のど自慢などである。対談コーナーは
千代鳳・千代丸の兄弟が出演。力士のど自慢は勢が喝采を
浴びた。前夜祭はNHK総合で九州・沖縄地方に限って7日の
夜及び再放送が8日午前に放送される。
131107前夜祭 2172
<勢 昨年の前夜祭より>
 
本場所のチケットの売行きも好調である。14日目、千秋楽
は完売である。さらに7日目が売切れである。椅子席Aは
15日間すべてで売り切れか残りわずかである。8日目、
初日は椅子席は自由席を含めて完売である。
131120九州風景 012
<福岡国際センターのチケット売場>
 
十一月場所は自由席も販売ルート・枚数制限つきで前売り
で購入できる。自由席は正面・東西・向こう正面の端の両
サイドである。なお、自由席の数は国技館の400より多い。
収容人員は福岡国際センターは国技館の約70パーセント
程度なのにである。以前は自由席は約424あったが、昨年
から向こう正面自由席にカメラマン席ができたので多少
減少している。

十一月場所の観客数はどんな数字をはじきだすか。今から
楽しみである。

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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