先場所は3勝12敗と惨敗だった遠藤。上位戦第3ラウンド
は今まで以上に厳しい結果に終わった。上位戦第1ラウ
ンドならいい勉強になったで済むが、こうまで上位に通じ
ないとなると遠藤の将来に暗雲が漂っているのではという
不安がよぎる。果たして遠藤は限界なのだろうか。
小兵ではない。遠藤はこれまで粘って有利な体勢をつく
ったり、最後まで勝負をあきらめずに逆転勝ちをして
きた。この粘力が先場所発揮されなかった。
遠藤はデビュー3場所で入幕したということで一躍注目
され、人気力士として観客の入場数に影響を与えてきた。
いうならば今までは人気先行できた。ある程度はやむを
得ないが、人気とともに相撲が強くならなければ期待には
応えられない。逆に、強くなれば自然と人気はついてくる。
馬力負けしてしまう。それだけではない。遠藤の取組には
懸賞金が多くつく。ほかの力士は当然遠藤に勝とうと必死
に向かってくる。今のままでは三役に上がることはあって
も大関は難しい。稽古をがんがんやって地力をつけ、筋肉
を固めるくらいの肉体改造が必要である。
を固めるくらいの肉体改造が必要である。
十一月場所は一味違った遠藤を見せられるか。前頭8枚目に
落ちたものの再び復活・上昇する姿を期待する。。