大相撲

優勝が遠い鶴竜

2014年11月4日

鶴竜が横綱になって十一月場所で4場所目を迎える。ここ
まで横綱としての優勝はおろか優勝争いもなく、存在感を
示せないでいる。思えば、大関で2ケタ勝利より8勝、
9勝が多かった鶴竜が横綱になることは予想できなかった。
1チャンスで横綱になったというより、半チャンスで
なった感じが強い。
140323千秋楽表彰 060
横綱になって負けたのは以下である。
平幕 遠藤 大砂嵐 逸ノ城
三役 栃煌山 千代鳳 豪栄道 豪風
大関 稀勢の里 琴将菊
横綱 白鵬3敗 日馬富士2敗

同じ横綱の白鵬、日馬富士からは1勝もできていない。
毎場所平幕に金星を与えている。これでは優勝は遠い。
1403281鶴竜明治神宮 092
優勝が遠いと横綱として真価を問われる。横綱初優勝で
苦しんだのは18場所目で優勝した照国。13場所目の千代
の山、11場所目の鏡里、12場所目の朝潮・柏戸と量産
横綱時代の横綱は優勝に苦労している。

横綱昇進後1回しか優勝できなかった横綱は朝潮、栃ノ海、
琴桜、大乃国、旭富士。横綱昇進後優勝なしは武蔵山、
男女ノ川、安芸ノ海、前田山、吉葉山、双羽黒、3代目
若乃花と7人もいる。

鶴竜ははたしてどのタイプか。どのタイプでもなければ
幸いだが、そのためにも横綱初優勝をしておきたいところ
だ。三月場所は白鵬に取りこぼしがあった。しかも白鵬
との直接対決で勝ったことが鶴竜初優勝へつながった。
これこそ鶴竜優勝のパターンであり、十一月場所はこの
カタチにもっていきたいところだ。
140323千秋楽表彰 508

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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