九月場所31回目の優勝を達成した白鵬。いよいよ大鵬の
32回最高優勝回数に迫った。白鵬は横綱に昇進してから
休場がない稀な存在である。休場したのは大関4場所目の
全休1度だけである。白鵬はあと何年横綱としてやっていけ
るのか。
休場がない稀な存在である。休場したのは大関4場所目の
全休1度だけである。白鵬はあと何年横綱としてやっていけ
るのか。
31歳を迎える直前だった。大鵬のピンチは27歳から28歳の
1967(昭和42)年の十一月場所から翌年の七月場所までの
5場所連続休場のときである。休場あけの九月場所から
3連覇した。48連勝+α(2014年6月11日の項目を参照)
を達成したのはこのときである。
大鵬が衰えたと感じたのは29歳の1969(昭和44)年七月
場所以降である。この場所藤ノ川が12勝3敗、結びで
大鵬と新大関の清国が11勝3敗の相星でぶつかった。
勝ったほうが優勝決定戦へコマを進められる。しかし、
大鵬は勝利への意欲がみられず、あっさり負けた。この
場所以降時代は北の富士、玉乃島(後の玉の海)へと
移っていった。
大鵬は入幕した年から引退する年まで優勝しなかった
年はない。それでも横綱になって優勝できなかった場所は
5場所連続と4場所連続が2度ある。同じく千代の富士は
5場所連続と4場所連続優勝なしがある。白鵬は横綱に
なって優勝できなかったのは3場所連続である。これまで
ピンチらしいピンチも衰えも感じられない。
なって優勝できなかったのは3場所連続である。これまで
ピンチらしいピンチも衰えも感じられない。
白鵬は現在29歳。大鵬の引退した年齢まで約8場所ある。
36歳の前に引退した千代の富士の年齢までは約6年ある。
モンゴル人は意外と力士生命が長いのでは。だとすると
2020年の東京オリンピックまでは微妙でも34歳くらいまで
いけそうな気がする。現在白鵬の地位を脅かす存在は
いない。逸ノ城にしても未知数である。あと3年は第一人
者として君臨できる可能性は高い。
いない。逸ノ城にしても未知数である。あと3年は第一人
者として君臨できる可能性は高い。