大相撲

■名4日目 稀勢の里が目指すべき大関像

2014年7月16日

稀勢の里は勢の動きに惑わされず、落ち着いてついていき
勝利した。2日目に安美錦に敗れたが敗戦に動じることも
なくいい相撲を取っている。稀勢の里は実は大関としての
勝率は日馬富士、鶴竜より上なのである。

140716四日目幕内 663

力士  大関在位 優勝争い 優勝 勝 負 休場 勝率 1場所平均勝ち星
日馬富士 16場所 3場所  3回 153 76 11  0.668  10勝
鶴竜    12場所  2場所  1回 119 61         0.66     9.9勝
稀勢の里 15場所 3場所 なし 158 67        0.702    10.5勝

稀勢の里に(日馬富士や鶴竜にもいえるが)不足なのは
優勝争いである。3回に1回は優勝争いをしてときには
横綱以上の存在価値を示していただきたい。稀勢の里が
目指すべき大関像がある。

かつて横綱より強い大関がいた。若ノ花である。前の
師匠隆の里の師匠である。若ノ花の大関時代の成績は
10場所117勝32敗1休み、勝率0、785、1場所平均の勝ち星
11.8勝、優勝争い5場所、優勝2回。大関時代の横綱戦は
15勝9敗2不戦敗。9敗のなかに若ノ花が明らかに勝って
いた一番があるから実質は16勝8敗2不戦敗である。鬼の
ごとくといわれたのは大関4場所目であった。

本来なら白鵬のようにりっぱな横綱がいれば、ほかに
横綱はいらないように思う。稀勢の里は横綱以上に強い
大関を目指すべきである。
若
<写真は若ノ花のブロマイド>

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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