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永世横綱考

将棋界には5期以上名人位につけば永世名人を名のれる
資格が生まれる。1935年、実力制名人がおこなわれる
ようになってから名人位についた棋士12人。そのうち
永世名人を名のった棋士及び資格者は6人いる。
なぜこんな話を持ち出してきたか。2014年3月25日「春
千秋楽 横綱の問題点」で同じ横綱でもあまりにも差が
ありすぎる。例えば双葉山と武蔵山など数えきれない
ほどの例がある、と書いてきた。これを解消する手段
として永世横綱という考えはこれまでほかの方から当然
出てきている。これはひとつの考え方である。
玉錦以降昭和・平成の永世横綱を選ぶなら、玉錦、双葉山、
羽黒山、栃錦、若乃花、大鵬、玉の海、北の湖、千代の
富士、貴乃花、朝青龍、白鵬の12人なら異論が少ないの
ではないか。基準の第一は力量抜群であること。第二は
時代を築いたことである。玉の海は急死によっていささか
横綱在位期間が短いが、抜群の安定性と双葉山以来の
二枚腰は他の横綱に求めることはできない点を評価した。
元来横綱は審議して昇進するというよりも誰がみても
りっぱな大関だから横綱にふさわしいという域まできて
なるものである。しかし、現状は弱い横綱、物足りない
横綱が誕生している。横綱は様々な変革を遂げてきた。
(2014年4月18日参照)将来は永世横綱が真剣に検討
される時代がくるかもしれない。それは称号だった横綱が
地位化して再び新たな称号永世横綱として変遷することを
意味することになる。
<写真は朝青龍>
100124千秋楽表彰 613朝青龍
 

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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