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関脇・小結の連続在位場所数3

8場所以上の関脇・小結に連続在位した力士
はいよいよ最終章の平成編をむかえた。下記
表は一段目二段目(及び三段目)の順で見て
いただきたい。
平成A
武蔵丸は平成4年五月場所から連続11場所
関脇・小結に在位した。この記録は武蔵丸が
入幕4場所目からスタートしている。恐る
べき早さと強さとしかいかいいようがない。
中身がまたすごい。すべて勝ち越している
のだ。これは大麒麟以来の記録である。武蔵
丸は大関に昇進して記録は11場所連続でスト
ップすることになった。
武
<武蔵丸>

昭和36年五月場所、北葉山がつくった12場所
連続関脇・小結在位記録は実に約33年半を
経て魁皇によって破られた。魁皇が13場所
連続関脇・小結在位の新記録を達成したのは
平成5年十一月場所のことであった。魁皇は
さらに記録を1場所加え、最終的に14場連続
まで伸ばした。
06春 187
<魁皇>

魁皇は大関になった力士だが、この記録は
大関に直結したものではなかった。それどこ
ろか記録がスタートした平成6年十一月場所
は、魁皇の入幕6場所目であった。それで
いて2ケタ5場所、三賞を7場所受賞して
いる。魁皇は9場所連続関脇・小結連続在位
記録ももっている。この部門では大変な記録
保持者であることがわかる。
平成17年一月場所でとてつもない大記録が
誕生した。若の里が19場所連続関脇・小結に
連在位したのである。実に3年以上に渡って
の達成であった。小結5場所、関脇14場所
在位した。これは今後そう簡単に破られない
大記録となるのは間違いない。若の里はこの
点に関してビッグ1であった。
06夏八日目十両三番前-幕内 074
<若の里>

魁皇の記録に琴光喜が並んだ。琴光喜は
6場所連続の記録のあと1場所平幕を経て
14場所連続を成し遂げている。3年半に
あたる21場所中20場所関脇・小結に在位
していたという、途方もない実力者であった
といえる。
070721幕内 579
<琴光喜>

さらに豪栄道が14場所連続関脇・小結の在位
タイ記録を達成した。豪栄道には関脇で7勝
8敗ながら翌場所関脇というめったにない
ケースを経験している。その結果すべて関脇
という記録をうちたてている。また、2ケタ
勝利が5度ある。
160724千秋楽幕内表彰 388
<豪栄道>

平成にはいって、北葉山の記録は一挙に4力
士に更新されたことになる。ほかに特筆すべ
きは11場所連続関脇・小結の在位記録の安馬
(日馬富士)である。安馬(日馬富士)が
7場所三賞を受賞していることをあげておく。
現在11場所連続を継続中の御嶽海は記録を
どこまで伸ばすか。御嶽海の新たな注目点
として観戦するのも大相撲の楽しみ方の
1つである。
白鵬伝を読んでいます。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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