大相撲

鶴竜・日馬富士は復活できるか

2017年3月5日

一月場所、鶴竜は連続優勝するチャンスだっ
た。それにも関らず、気前よく負けすぎた。
5勝5敗1不戦敗4休。負け方がもろく、
誰とやっても勝てるかどうか見通せない状態
だった。横綱の負け越しは、はなはだよろし
くない。ということで休場やむなしとなった
(ように見えた)。まさに屈辱の先場所で
あった。
161127千秋楽幕内表彰A 689
<H28年十一月場所賜杯を受ける鶴竜>

鶴竜は横綱に昇進したものの、どこかもど

かしさを感じる。鶴竜の横綱の成績は以下で
ある。
横綱在位17場所
横綱成績148勝63敗44休 勝率0.701 
1場所平均10.5勝
横綱優勝2回 1年平均0.7回
161127千秋楽表彰B 331
<H28年十一月場所 優勝パレード 旗手勢>
 
番付では休場者がいなければ3枚目の松鳳山
までが対戦相手である。琴奨菊を別とした
関脇以下で要注意な相手は、これまで横綱で
3敗(不戦敗あり)している高安と同じく
3敗している勢である。幸い横綱で6敗して
いる栃煌山戦、3敗している嘉風戦はない。
ただし、急速に力をつけてきている玉鷲、
御嶽海は油断できない。

鶴竜は馬力相撲ではなく、うまさで組み勝つ
取り口である。けして引いたりはたいたり
してはいけない。禁じ手と思って相撲を取っ
ていただきたい。それと大関時代の稀勢の里
に苦戦している。こうした点をクリアでき
れば優勝争いができる。先場所の汚名返上を
三月場所ではたしていただきたい。

日馬富士はどうしても取りこぼしがつきもの
である。昨年優勝した七月場所でさえ隠岐の
海、嘉風に負けている。一月場所もケガに
よる途中休場とはいえ、御嶽海、松鳳山に
負けている。横綱昇進後の成績は以下である。
横綱在位26場所
横綱成績242勝87敗61休 勝率0.736 
1場所平均11勝
横綱優勝3回 1年平均0.9回
優勝回数が1年に1回以下である。
160724千秋楽幕内表彰 615
<H28年七月場所 賜杯を受ける日馬富士>
 
横綱で琴奨菊を別とした関脇以下の敗戦は
以下である。
隠岐の海に4敗
豊ノ島に4敗
妙義龍に4敗
ここまではふつうなら対戦がない。
嘉風に5敗
高安に4敗
松鳳山に3敗
ここからは間違いなく対戦が予想される。
鶴竜同様力をつけてきた玉鷲と御嶽海は要注
意である。玉鷲には横綱で2敗している。
160724千秋楽パレード 085
<H28年七月場所 優勝パレード 旗手照ノ富士>
 
日馬富士の持ち味は、スピードと集中力で
ある。現代は絶対的な優勝候補が存在しない。
白鵬は低空飛行だし、稀勢の里は新横綱の
ハンディがある。それだけに乱戦になれば、
日馬富士に優勝が周って来る。三月場所は
チャンスである。

テレビ将棋は大詰めにきた。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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