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平成28年大相撲10大ニュース4位・3位

■4位 稀勢の里優勝なしで年間最多勝
9勝 13勝次点、13勝次点、12勝次点、10勝、
12勝次点で稀勢の里が69勝21敗で年間最多勝
を初めて獲得した。優勝なしでの受賞は年6
場所制となった昭和33年以降で初の珍事で
ある。初めて年間最多勝を獲得した要因に、
稀勢の里の安定感と同時に白鵬・鶴竜の2横
綱の休場があった。唯一年6場所出場して
いた日馬富士は頑張ったが、2勝及ばなかっ
た。
161127千秋楽表彰B 175
<年最多勝を西日本新聞社より表彰される稀勢の里>
 
6場所大関の地位での年間最多勝は、以下である。
昭和43年 玉乃島 69勝21敗
昭和44年 北の富士63勝27敗
昭和59年 若嶋津 71勝19敗
平成3年 霧島 62勝28敗
平成6年 貴乃花 80勝10敗
平成6年の貴乃花は脅威の数字である。14勝
優勝、11勝、14勝優勝、11勝、15勝優勝。
当時はこれほどの成績をあげ続けていても
連続優勝ということにこだわっていた。この
直後15勝優勝をあげてようやく横綱に昇進
できた。
稀勢の里が今後目指すのは優勝しかない。
特に白鵬が休場、あるいは万全でないときは
チャンスである。「稀勢の里の力を認めて
いるから、簡単に取りこぼす時の我々の嘆き
は大きい」「稀勢の里が優勝しないと感動が
どうしても少ない」という声に稀勢の里は
応えなくてはならない。
S氏とA氏とKW氏が4位にT氏が5位に
M氏が7位にH氏が9位にあげている。
■3位 史上初!カド番大関豪栄道が全勝優勝
大関昇進後目立つ活躍がなく、カド番、ハチ
ナナ、クンロクと全く振るわなかった豪栄道
が、九月場所で史上初となるカド番での全勝
優勝を達成した。まったく予想外で、どんな
漫画家も脚本家も小説家もこんな展開を書く
ことはできない。
160923十三日目幕内 614
<豪栄道のあざやかな首投げが日馬富士にきまる 九月>
 
全勝というのは大変すごい偉業である。大本
命白鵬の休場というビックチャンスをこの男
がつかんだ。この場所の豪栄道は表情、相撲
内容、身体つきまで何から何まで最高だった。
日馬富士が先手をとって絶好の体勢になり
ながら、豪栄道は首投げで退けてしまった。
すべてがうまく展開した。
九月場所の豪栄道はできすぎだった。十一月
場所はいつものクンロク大関に戻ってしまっ
た。今年1年でも56勝で、1場所平均9.3勝に
すぎない。もう1度飛躍はあるのか、真価が
問われる。
KW氏が2位にM氏とS氏とH氏が3位に
T氏が7位にA氏が8位にあげている。

年賀状を大学時代の漫研部のメンバーに
送った。活動時代がなつかしい。

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よしなに
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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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