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稀勢の里の変遷 2

平成18年十一月場所、稀勢の里は幕内まで2年半で入幕
した。18歳という若さである。このとき入幕した安馬(後の
日馬富士)は20歳、1場所早く入幕した琴欧洲は21歳、1
場所送れて入幕した琴奨菊は21歳であった。
幕内には3段階ある。横綱・大関とは対戦がない、または
部分対戦の中位・下位クラスである。便宜上これをC段階
とする。大翔丸はまだC段階である。次に横綱・大関全員
と対戦するか、1番少ない準じる対戦の場合で、負け越し
た段階をB段階とする。人気の勢・遠藤はこの段階である。
今度、御嶽海が横綱・大関全員と対戦する。さらに、横綱・
大関全員と対戦する、あるいはそれに準じる1番少ないケ
ースで勝ち越した段階をA段階とする。栃煌山・宝富士など
が経験者である。最近では琴勇輝・魁聖がA段階に入った。
06初 初
<稀勢の里>
 
萩原改め稀勢の里は、どのようなステップで大関まで
歩んだのか。入幕して、1年間はC段階であった。この
間2度負け越している。大鵬・豊山(前名内田)・北の富
士は新入幕の場所に大勝して、翌場所は早くも横綱・
大関と対戦している。彼らは特別としても現役の横綱・
大関と比較してどうか。それが以下の表である。

幕内段階A

稀勢の里に特に目立った数字はない。目立つのは白鵬と
照ノ富士のスピードぶりである。特に照ノ富士の8場所で
大関昇進は、大鵬の6場所で大関昇進に匹敵する早さで
ある。
稀勢の里の最初の横綱・大関戦は、平成17年十一月場所
であった。この場所横綱は朝青龍一人、大関は栃東・千代
大海・魁皇の3人だった。ただし、栃東は途中休場のため、
対戦はなかった。稀勢の里の横綱・大関戦は3敗という結
果であった。15日間の成績も5勝10敗と惨敗に終わった。
再チャレンジは3場所後、平成18年五月場所であった。
この間、琴欧州と白鵬は大関に昇進していた。1横綱5
大関戦だが、朝青龍と栃東は途中休場していた。稀勢の
里は琴欧州・魁皇を倒して大関戦を2勝2敗と五分の成
績を残した。15日間の戦いは、4勝7敗と苦しい展開だ
ったが、最後に4連勝して上位で初めて勝ち越した。稀勢
の里がA段階に到達した瞬間であった。
06夏初日幕内
<平成18年五月場所 稀勢の里、大関琴欧州を倒す>
 
(この項目続く)

7月突入。今年は猛暑らしい。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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