6日目、宇良に惨敗した照ノ富士は休場することなく
出場した。照ノ富士をかりたてたものは場所後の横綱
昇進披露宴か。とにかく出場したことで照ノ富士を
見直した。とはいえ、3勝3敗では負けが先行でき
ない背水の陣である。7日目の対戦相手は先場所負け
ている逸ノ城ある。逸ノ城自体も先場所の逸ノ城では
ない。2勝4敗と生彩を欠いている。
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相撲は、照ノ富士が右四つ、右かいなを返して相手に
上手を与えず一気に寄った。これこそ照ノ富士本来の
相撲である。相手十分の相撲を許し、こらえて勝つ
相撲とは雲泥の差である。逸ノ城相手だから取れたの
か。8日目以降も取れるのか。8日目は錦木と対戦
する。残りの対戦相手は貴景勝、正代、御嶽海、若
隆景、豊昇龍、大栄翔あたりになる。
全勝玉鷲は若隆景と対戦した。玉鷲は果敢に攻めて
若隆景は土俵に詰まった。だがそこからとっさの突き
落としで逆転した。若隆景は三月場所の高安との優勝
決定戦でも驚異的な粘りをみせた。それが玉鷲戦でも
発揮された。玉鷲は1敗になったが上位ではトップ
である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/09/220917七日目幕内-982-e1663419489932.jpg)
2人の大関正代・御嶽海はとにかくよく負ける。7日
目は錦木、霧馬山に負けるべくして負けた。もはや
大関の実力があるのかさえ懐疑的である。弱すぎる。
大関の弱体化が問題となったのは五月場所である。
それが九月場所、2大関に再びおきている。弱い大関
はいらない。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/09/220917七日目幕内-1047-e1663419513886.jpg)
番付は何のためにある。九月場所は横綱・大関で軸に
なる力士がいない。横綱・大関の優勝は先場所までで
1回である。(一月場所の御嶽海は関脇)今場所も
微妙な流れである。はたして横綱・大関から優勝力士
は出るのだろうか。出ない場合には面目丸つぶれに
なる。