大相撲

■22秋6日目 惨敗照ノ富士に猛省を促す

横綱照ノ富士が序盤2敗した時点で休場説は浮上して
いた。しかし、6日目は出場してきた。本名力士宇良
との一番だった。だがそこに見たくもいない気力を
欠いた照ノ富士が一方的に攻められ土俵を割る姿が
あった。相撲内容といい、3勝3敗の成績といい、
いいところは何もない。これで休場がかなり高まって
きた。

<照ノ富士、宇良に惨敗>

ここで一言いいたい。横綱・大関が、負けが込んだ
という理由で休場するのはいかがなものか。魁傑は
「休場は試合放棄」と言って休まなかった。この言葉
は負けが込むと休場が定例化していた相撲界に新鮮な
響きをもって受けいれられた。また、休場は駆け込み
寺ではないことも付け加えておく。

<魁傑>

ケガがあるなら最初から休場すべきである。負けが
込んでの休場ほどみっともないものはない、と戒めた
のは解説者の玉の海梅吉氏である。大関は三役の倍
稽古しろ。横綱は大関の倍稽古しないと維持できない
と言ったのは栃木山である。それでも照ノ富士が休場
となったらあらゆる意味で猛省を促さないではいられ
ない。

横綱・大関でただ1人1敗の貴景勝が立ち合いから
あっさり、玉鷲に敗れた。押し相撲はむずかしい。
リズムにのっているときはいい。ひとたびくるえば
負けにつながる。ほかの横綱・大関が頼りないから
貴景勝に希望を託してしまった。調子をあげてきた
豊昇龍も翔猿に敗れ2敗に後退した。

<貴景勝、玉鷲に敗れ2敗>
<豊昇龍、翔猿に惜敗>

上位では全勝玉鷲1人となった。7日目は若隆景戦。
残りの対戦相手は御嶽海、大栄翔、逸ノ城、霧馬山、
翔猿、翠富士、琴ノ若、明生と続く。玉鷲は五月場
所、6勝2敗から4連敗したことがある。トップに
立ったとはいえ、戦いはこれからである。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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