横綱照ノ富士が序盤2敗した時点で休場説は浮上して
いた。しかし、6日目は出場してきた。本名力士宇良
との一番だった。だがそこに見たくもいない気力を
欠いた照ノ富士が一方的に攻められ土俵を割る姿が
あった。相撲内容といい、3勝3敗の成績といい、
いいところは何もない。これで休場がかなり高まって
きた。
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ここで一言いいたい。横綱・大関が、負けが込んだ
という理由で休場するのはいかがなものか。魁傑は
「休場は試合放棄」と言って休まなかった。この言葉
は負けが込むと休場が定例化していた相撲界に新鮮な
響きをもって受けいれられた。また、休場は駆け込み
寺ではないことも付け加えておく。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/09/魁 傑-e1663332840998.jpg)
ケガがあるなら最初から休場すべきである。負けが
込んでの休場ほどみっともないものはない、と戒めた
のは解説者の玉の海梅吉氏である。大関は三役の倍
稽古しろ。横綱は大関の倍稽古しないと維持できない
と言ったのは栃木山である。それでも照ノ富士が休場
となったらあらゆる意味で猛省を促さないではいられ
ない。
横綱・大関でただ1人1敗の貴景勝が立ち合いから
あっさり、玉鷲に敗れた。押し相撲はむずかしい。
リズムにのっているときはいい。ひとたびくるえば
負けにつながる。ほかの横綱・大関が頼りないから
貴景勝に希望を託してしまった。調子をあげてきた
豊昇龍も翔猿に敗れ2敗に後退した。
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![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/09/220916六日目幕内-622-e1663332911738.jpg)
上位では全勝玉鷲1人となった。7日目は若隆景戦。
残りの対戦相手は御嶽海、大栄翔、逸ノ城、霧馬山、
翔猿、翠富士、琴ノ若、明生と続く。玉鷲は五月場
所、6勝2敗から4連敗したことがある。トップに
立ったとはいえ、戦いはこれからである。