大相撲

2021年の土俵の目撃者を振り返って

2020年に引き続き、今年も新型コロナウイ
ルスの影響を受け続けた相撲界でした。
入場制限は続いています。指定場所以外
での飲食は禁止です。土俵祭り・優勝額
授与式の公開はなく、優勝力士を囲んでの
万歳、優勝パレードは変わらずありません
でした。

<朝乃山優勝額授与式の光景>

そうしたなかでの変化は名古屋・福岡で
本場所が開催されたことです。また関係者
だけとはいえ、琴勇輝の引退相撲がおこな
われたことです。これに影響を受けたわけ
ではないでしょうが、栃煌山、豪栄道、
嘉風の引退相撲が施行されることになり
ました。また、力士会が12月に久々に開か
れました。

<名古屋場所の案内>
<九州場所の案内>

土俵の目撃者はその名の通り、本場所観戦
を重視しています。今年は6場所すべて
観戦しました。2019年以前はパートナーと
交代で15日間6場所を網羅していました。
コロナ禍でそれができなくなり、90日すべ
て自力となりました。試みとして名古屋・
福岡から写真つきで発信してみました。
その苦労は【名古屋情報】、【福岡情報】
の千秋楽等に記していきました。

<名古屋でアップした白鵬対明生>

【福岡情報】で元力士のお店のことを書き
ましたら、それを見てお客さんがきたとの
ことです。店の名前など具体的なことを
書かずに中洲の鉄板焼きというだけでした
ので、これには驚きました。それもはとも
かく、90日間写真付きでレポートできた
ことは大きな成果でした。写真は1万字に
相当するという方がいます。土俵の目撃者
は写真とともにあります。それは今後も
変わりません。

今年もほとんど書き続けてきました。企画
とし打ち出した主な連載テーマが以下です。

関脇・小結全員勝ち越しの場所
優勝した前と後の負け越し
横綱フル出場なしの場所
横綱の勝率・優勝率・出場率の総合番付
初日千秋楽の曜日
年間最多勝の変遷
すれ違いの優勝争い

<昭和初期の初日と千秋楽曜日>

全体的にそれなりの評価は受けました。横綱
の勝率・優勝率・出場率の総合番付は好評
でした。ただ、優勝した前と後の負け越し・
すれ違いの優勝争いはもう一つでした。この
あたりがなかなか難しいところです。また、
初日千秋楽の曜日はこれまでほとんどみかけ
ない内容だけに意義深い中身だと自負して
います。大変な調査と労力を要しました。

また連続写真として翠富士の技能、七月場所
の白鵬と照ノ富士千秋楽全勝決戦を取りあげ
ました。現代は画像でなんでも見せる時代
です。

<白鵬対照ノ富士全勝決戦連続写真の一部>

大相撲の歴史は長く、様々な変更とともに
現代につながっています。それだけに大相撲
の歴史を知ることは大切なことです。この点
にもこだわって土俵の目撃者を進めていく
所存です。変わらぬご支援を賜れば幸いです。

29日は年末最初の休みとあってかなり混みました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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