大相撲

2019年十一月場所の観客数を検証する

2019年11月27日

福岡
<十一月場所のポスター>

今年も、大相撲は満員札止め続きのである。

相撲協会にしてみれば人気は少しも衰えず、
誠にけっこうな状況である。ただ、十一月
場所の満員御礼は15日間続いたが、満員札止
とまではいかなかった。満員御礼の垂れ幕が
さがっても、空席が目立つ日があったことは、
複数の観戦者から語られている。
191119十日目幕内 245
<満員御礼の垂れ幕>

十一月場所は、特殊な事情がある。まずお茶
屋さんがない。ある一定の席があらかじめ
買い占められているわけではない。また、
福岡県及び周囲の県を含めてけして人口が
多いわけではない。福岡県の人口は埼玉県、
千葉県、兵庫県などより少ないのが実態で
ある。他の場所より取り巻く状況はシビア
なのである。

今年の入りは次のようになった。
初日  100%
2日目 96%
3日目 91%
4日目 92%
5日目 91%
6日目 98%
7日目 100%
8日目 100%
9日目 95%
10日目 94%
11日目 94%
12日目 97%
13日目 100%
14日目 100%
千秋楽 100%

1%は約69.86人である。土日及び13日目は
満員札止めであった。前年は80%台があった
が、今年はすべて90%台以上になった。ただ、
福岡国際センターは取材席や警察・消防席
などずいぶん観客席が使われ、最も入っても
7000人を切っている。それでも、平日は見た
目随分空席が目立った。あるいは転売目的で
確保したチケットが、実際はまだコンビニ
などで売っていたため、宙に浮いた可能性が
ある。
191119十日目幕内 301
<空席が目立った館内>

チケットは13日目以外の平日は最後まで売っ
ていた。ある意味これが他の場所も含めて
本当の姿といえる。かつては東京場所もそう
した時期があった。十一月場所は、休場が
多く、もう一つ盛り上がりに欠けたため当日
売りに影響が出たかもしれない。

大相撲冬の時代、福岡国際センターでは今の
イス席Cも自由席だった。その自由席が午後
まで売っていた。テレビに映る範囲でさえ
空席が見えたほどであった。千秋楽でさえ、
マス席正面が当日購入できた。それを思うと
ここまでよく盛り返したと言える。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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