大相撲

■福岡12日目 忘れられた相撲は下半身で取るの教え

2019年11月21日

優勝戦線に動きがあった。2敗朝乃山がぱっ
としない御嶽海の出足相撲に屈して3敗に
後退した。まさにまさかの展開である。そも
そもこの対戦は千秋楽と読んでいた。読み
違いは勝敗にまで及んでしまった。

白鵬は右四つ、遠藤は左四つだけにどういう
展開になるかと期待した。だが、そんな思い
は、あっという間にかき消された。白鵬が
遠藤を一瞬ではたきつぶした。これは遠藤に
こらえるだけの下半身がなかったと言うしか
ない。

白鵬は万全の強さではない。経験からくる
勝ちパターンを駆使しての勝利である。それ
はベテランのもち味といってもいい。

その前に行われた貴景勝対竜電戦。勝負は
貴景勝のものと思っていたら、竜電奇襲の
変化に貴景勝はばったり両手をついた。
先場所の千代大龍を思い起させる一番と
なった。敗因は上体に力がはいりすぎた
ためである。

近年はあまり言わなくなったが、解説の
玉の海梅吉さんは「相撲は下半身で取る
もの」ということをしきりに言われていた。
変化、あるいははたきに動じない下半身。
体重過多の時代は特に下半身を鍛えなければ
体を思うように扱えない。

優勝は2差つけた白鵬ががぜん有利となった。
だが、あと3日ある。それだけに何が起きるか。
大相撲は3本勝負ではなく、一番相撲である
だけにわからない。

【福岡情報】
外国人は大相撲をどう見ているか。ひと昔前
だと「笑ちゃうよ、大相撲」だった時代が
あった。塩をまく、すぐに取り組まず、時間
ばっかりかけている。しかし、現代は通の
外国人は珍しくない。

ところが、相撲歴の浅い外国人には誤解が
あることを地元のカメラマンから聞かされた。
1つは東西対抗でやっているものだと思って
いた。東チームと西チームの対抗戦という
わけである。もう1つは懸賞金はその力士
への支援企業がやっているものだと思って
いた。それだけではないのが実情である。

それにしても福岡国際センターには外国人の
観戦者がけっこう目立つ。

【大相撲写真館】
130915初日幕内 010

今日から福岡入りした相撲仲間と合流。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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