大相撲

休場が気になる両横綱

2019年11月4日

横綱というと、優勝争いをひっぱり、最終的
に優勝してしまう特別な存在である。ところ
が現在の鶴竜・白鵬の両横綱はそこまでいっ
ていない。実に休場が多いのである。先場所
の九月場所、白鵬は初日北勝富士に敗れると、
2日目から突然休場してしまった。鶴竜は
出だし好調かと思われたが、3連敗すると
これまた休場してしまった。負けが込んだ
から休場した印象はぬぐえない。
190908初日幕内 1699
<北勝富士に敗れた白鵬>

両横綱を欠くと横綱の土俵入りはないし、
結びに横綱が出場しないのだから、なんとも
しまらない。今年になって白鵬は3度目、
鶴竜は2度目の休場である。休みながら横綱
の寿命を延ばしているようにも映る。大関
なら即カド番だが、横綱にはない。休場して
も落ちることはないのが、横綱の特権である。
だが、権利ばかりを主張するだけではいけ
ない。義務、すなわち横綱の務めを果たして
こそバランスが取れるのである。

ここ3年不戦敗を含めると白鵬・鶴竜の
休場率=(休場数+不戦敗)/フル出場数、
及び皆勤場所数は以下になる
白鵬
2017年 29% 皆勤4場所
2018年 59% 皆勤2場所
2019年 41% 皆勤2場所(5場所現在)
190914七日目幕内 1401
<友風に敗れ3連敗した鶴竜>

鶴竜
2017年 64% 皆勤1場所
2018年 28% 皆勤4場所
2019年 24% 皆勤3場所(5場所現在)

ここ3年間の休場場率、白鵬は43%、鶴竜は
40%でともに高い数値を示している。休場率
40%は1年に直すと36日休場することである。

ちなみに36歳直前まで取った千代の富士は
どうだったのか。30歳をこえても1年に2場
所休むことはなかった。この当たりが鶴竜・
白鵬との違いである。最後の場所の年だけ
2場所休場があっただけである。3場所目に
場所中に「体力の限界」で引退している。
千代の富士
<千代の富士>

鶴竜・白鵬は本来なら優勝候補にあがらなけ
ればいけない立場である。だが、現実は千秋
楽まで取れるのだろうかという心配が先に
きてしまう。

昼食はカレーでした。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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