大相撲

■秋初日 気になる負け方・勝ち方

2019年9月8日

パワー相撲のあたり、一気の出足ほど危険な
モノはない。初日の取組で白鵬の対戦相手が
一番難しい。その相手は北勝富士である。
白鵬張り差しにいくも、脇があいたところを
北勝富士が右差しを深くさす。白鵬、体が
起き気味。北勝富士がそのままいっぺんに
走り、西土俵に寄っていった。
190908初日幕内 1700
<白鵬に勝って金星をあげた北勝富士>

白鵬は初日から黒星となった。これは新大関
で初優勝した以降では次のようにある。四股
名は初日敗戦した力士である。

・大関時代
平成18年七月 朝赤龍 成績13勝2敗
同   九月稀勢の里 成績8勝7敗
平成19年三月稀勢の里 成績13勝2敗優勝
・横綱時代
平成19年九月 安馬  成績13勝2敗優勝
同  十一月 琴奨菊 成績12勝3敗優勝
平成20年十一月安美錦 成績13勝2敗優勝
平成24年五月 安美錦 成績10勝5敗
平成27年五月 逸ノ城 成績11勝4敗
同   九月 隠岐の海成績3敗12休
平成28年三月 宝富士 成績14勝1敗優勝
平成29年三月 正代  成績2勝3敗10休
令和元年九月 北勝富士成績?

優勝は5回あるものの、30歳以降は1回で、
休場は2回ある。さて今回は?
190908初日幕内 1536
<気になる栃ノ心の負け方>

カド番栃ノ心は右の相四つで取りいい逸ノ城
相手である。力負けすることもない。それが
立ち合いから簡単に上手投げを食い、もろく
もころがってしまった。こんなにあっけなく、
もろい相撲で15日間相撲が取れるのか。栃ノ
心は不安いっぱいのスタートとなった。
190908初日幕内 1397
<大栄翔に勝って1勝をあげた貴景勝>

10勝以上で大関に復帰できる貴景勝。初日は
それほど取りにくい相手ではない大栄翔。
勝負は勝ったが、気になった点が複数あった。
まず、押し込んで途中ではたいたこと。大栄
翔のいなしにバランスをくずしたこと。押し
切って勝てなかったこと。相撲はいかに自分
が力を出せる体勢をつくるかの勝負である。
貴景勝の相撲はまだ十分ではない。

3力士の明日以降の相撲が気になる初日で
あった。

台風をさけての帰宅となりました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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