御嶽海は九月場所を東関脇で迎える。これで
16場所連続関脇・小結在位場所数を続けて
いることになる。スタートは2017年三月場所
である。本来御嶽海は大関を目指していただ
きたいのだが、初優勝以降いっこうに２ケタ
いることになる。スタートは2017年三月場所
である。本来御嶽海は大関を目指していただ
きたいのだが、初優勝以降いっこうに２ケタ
勝利があげられないでいる。このままでは
関脇以下最強の力士として関脇に在位しそう
である。
＜御嶽海＞
御嶽海の16場所連続在関脇・小結位場所数は
史上２位の記録なのである。１位は若の里の
19場所連続関脇・小結在位場所数である。
2002年一月場所から2005年一月場所まで続い
た最高記録である。実に３年１場所にわたっ
ての大記録である。大関を目指せない御嶽海
が若の里の最高記録に迫っているのである。
このままでは並び追い越す可能性さえ出て
きた。
若の里、御嶽海の関脇・小結連続在位中の
中身を比較してみる。
勝率は若の里が上回っている。御嶽海は今年
の一月場所、休場しながら再出場して勝ち
越すという珍しい記録を残している。負け
越し場所数はともに３場所である。御嶽海は
当然ながら７勝８敗である。若の里は２度
７勝８敗で、最後の場所で６勝９敗によって
平幕へ降下し、記録はストップしたわけで
ある。
＜若の里＞
若の里は19場所連続関脇・小結在位しながら、
意外と三賞に恵まれていない。殊勲・敢闘・
技能が各１回あるだけである。御嶽海は現
時点で殊勲賞４回、技能賞１回獲得している。
大物キラーぶりがうかがえる。今年の一月
場所は３横綱を倒している。
＜2019年一月 白鵬から勝利した御嶽海＞
御嶽海は６勝９敗を関脇で、７勝８敗を小結
であげない限り、平幕に降格することはない
だろう。逆に九月場所から連続３場所で33勝
をあげたら、大関に昇進することになる。
その場合、関脇・小結連続在位場所数の記録
は18でストップすることになる。だが、これ
は、ちょっと考えにくい。御嶽海が若の里の
記録に並び、追い抜く可能性は大いにあり
えるのである。
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