大相撲

不可思議高安の優勝の条件

2018年11月4日

高安に不可思議な現実がある。15日制が定着
した三根山以降の大関36人のなかで、勝率
6割8分1厘はトップなのである。晩年の
成績が入ってないとはいえ、立派な成績で
あることは間違いない。これまでは琴風と
把瑠都の6割5分8厘が最高であった。
180908初日前日 374
<高安>

ところが、大関休場率(不戦敗を含む)は
一転して26%とトップなのである。これまで
は琴ヶ濱の21%がワーストであった。ほかに
20%台の休場率大関はいない。いかに高安の
休場が目立つかわかる。実は高安は大関と
して3場所連続皆勤がないのである。十一月
場所で15日間出場すれば、初めて3場所連続
皆勤になるのである。ちなみに三根山以降の
大関での連続皆勤記録は以下である。
1貴ノ浪 33場所
2朝潮  26場所
3豊山  25場所
高安には遠い記録である。

高安にはまだ優勝がない。大関だけでなく、
関脇以下でもない。最近の大関の傾向として
は優勝経験1回が多い。照ノ富士、豪栄道、
琴奨菊、把瑠都、琴光喜等。栃東が3回、
魁皇が5回である。昭和30年代、40年代の
一昔前には優勝なし大関は珍しくなかった
が、近年は何とか優勝している傾向である。
180325千秋楽幕内 978
<H30年3月 取り直しの末鶴竜に勝利>

高安に優勝のチャンスはあるのか。12勝を
あげた今年の一月場所と三月場所、優勝は
14日目で決定している。最大のチャンスは
3横綱が休場した七月場所だが9勝6敗に
終わっている。つまり、高安はまだ千秋楽
を前にして、優勝争いをしたことがない
のである。

高安の優勝条件は何か。まず取りこぼしを
しないことである。優勝パターンとしては
先行逃げ切りである。横綱に勝つことである。
稀勢の里とは同部屋で対戦はない。大関以降
白鵬には0勝2敗である。しかし、白鵬は
万全ではないし、休場も考えられる状態で
ある。鶴竜には3勝で負けなしである。十一
月場所は高安にとって再びチャンスなので
ある。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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