大相撲

再び試練をむかえる稀勢の里

2018年11月3日

8場所連続休場後、進退をかける九月場所で
10勝をあげた横綱稀勢の里。ほっと一息つけ
たものの、十一月場所で再び試練をむかえる。
ここで1ケタ勝利に陥れば窮地に追い込ま
れる。貴乃花が7場所連続休場後、12勝3敗
の成績をあげながら翌場所休場。その翌場所
引退したことからもけして気を抜けない。
180911三日目幕内 882
<H30年9月 豊山戦で必死の勝利>

九月場所の稀勢の里は左差しにこだわった
取り口であった。そのため上手がすぐに取れ
ず、半身の体勢となり、苦戦を招く原因と
なった。そのため千代の国には食い下がら
れた。豊山戦は相手の突っ張りをしのぎ、
上手を取るのは早かったが、切れてしまっ
た。前半から苦戦が続くとスタミナの問題が
出てくる。

次に離れて取るパワー相撲に対応できなかっ
た点があげられる。千代大龍、玉鷲、逸ノ城
には何もできずに敗れた。左差しどころでは
なかった。離れて取れは、他の力士にも稀勢
の里戦の勝利の方程式として頭に刷り込まれ
ている。十一月場所は稀勢の里の対応力が
問われる。
180916八日目幕内 811
<H30年9月 玉鷲に完敗>

横綱・大関戦は2勝2敗に終わった。充実
白鵬、好調豪栄道には手も足もでなかった。
いわば完敗であった。同じ負けるにしても
工夫が見えなかった。復活を問われる一番に
一方的に敗れたのでは、まだまだ安心でき
ない。
180923千秋楽幕内 1242
<H30年9月 豪栄道に一方的に敗れる>

稀勢の里は10勝したものの、課題は山積みで
ある。十一月場所で克服できないと苦戦は
免れない。精神的には九月場所ほど追い込ま
れていないだけに、思い切った相撲が取れる
はずである。課題をどれだけ解消できたか。
十一月場所の稀勢の里の見所はそこにある。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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