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平成30年十一月場所番付の視点

番付
今年納めの場所、十一月場所の番付が発表
された。東西の関脇は御嶽海と逸ノ城である。
御嶽海は11場所連続関脇・小結であり、逸ノ
城は5場所連続関脇・小結である。現役では
鶴竜が9場所連続、豪栄道が14場所連続関脇・
小結を記録している。御嶽海は大関昇進を
決めてこの記録に終止符を打ちたいところで
ある。
180908初日前日 378
<御嶽海>

180908初日前日 369180908初日前日 366

<鶴竜>              <豪栄道>

九月場所の成績では、前頭筆頭から3枚目
までが空白であった。そこにおさまった力士
は以下である。
東前1妙義龍 8勝7敗 4枚上
西前1北勝富士9勝6敗 7枚半上
東前2栃煌山 8勝7敗 5枚半上
西前2玉鷲  4勝11敗 2枚半下
東前3錦木  10勝5敗 9枚半上
西前3竜電  10勝5敗 9枚半上
いずれも大幅アップ及び小幅ダウンにせざる
を得なかった。6力士は番付運がよすぎた。
といっても、制度上前頭は、月給が同じで
ある。これはプロとしていかがなものか。
上位に休場がなければ3枚目までが横綱・
大関とほぼ対戦する。
180909初日十両 1065180909初日十両 967
<錦木>                <竜電>

番付編成といっても、関脇以下が対象である。
大関昇進及び降格がなければ、関脇以下ラン
キングといってもいい。幕下以下にごく稀に
八番相撲がある。8番目の相撲は原則勝てば
番付に生かし、負けたら除外して番付編成
する仕組みである。これを横綱・大関戦に
あてはめるとどうなるか。つまり横綱・大関
に勝てば勝ち得、負ければ除外するのである。
そうすると九月場所の成績は以下となる。
御嶽海9勝2敗 関脇 逸ノ城8勝2敗
玉鷲 4勝6敗 小結 貴景勝9勝1敗
勢  3勝6敗 筆頭 魁聖 8勝2敗
豊山3勝4敗2休  2  千代大龍5勝5敗
正代 6勝5敗     3     遠藤 3勝9敗
千代の国4勝9敗  4     阿炎 6勝6敗
これをベースに番付編成するのも一考では
ないだろうか。横綱・大関と対戦する力士と、
そうでない力士とはそれほど違うのである。
千代丸は十両に落ちてもしかたがない成績
だった。だが、十両から文句なしに上がる
力士が3人だったため、4人目の降格候補
千代丸は幕尻に残った。
180911三日目幕内 736
<貴景勝>

千賀ノ浦部屋で新たなスタートを切った旧
貴乃花部屋の関取は番付をあげて下記に位置
した。
東小結 貴景勝
東前6 貴ノ岩
十東4 貴源治
十両に復帰した豊ノ島は十両下から2枚目の
13枚目に上がった。10代幕下力士の豊昇龍は
49枚目、佐藤山は59枚目に位置した。納谷は
三段目11枚目、宇良は33枚目になった。成績
によっては納谷対宇良戦があるかもしれない。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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