大相撲

■福岡7日目 混迷深める貴乃花親方

2017年11月18日

北勝富士は徹底した右おっつけで、稀勢の里
の左を封じた。稀勢の里は相変わらず、腰高
だし、守りに入っては苦しい。成績も4勝
3敗と怪しくなってきた。今場所は優勝争い
する前に白鵬以外の横綱・大関は自滅して
いっている。一言でいうと、地位ほど強く
ないのである。場所は最後まで盛り上がる
のか心配である。その分土俵の外は過熱して
いるが。
170106奉納土俵入り 059
<貴乃花親方>

貴乃花親方はなぜ、協会に報告する前に鳥取
県警に被害届けを出したのだろうか。これが
貴乃花親方に対する大いなる疑問であった。
ところが、ここへきて、協会の危機管理委員
会が、診断書を書いた医師への聞き取り調査
で「右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」は、
あくまで疑いに過ぎないことが判明した。
むしろ、重症のイメージでとらえられ、驚い
ているという。そして、ここがポイントだが、
貴ノ岩は相撲が取れる状態だったというので
ある。

それなら、なぜ貴ノ岩は休場したのか。ある
いはさせられたのか。貴乃花親方は「黙して
語らず」を続けている。協会には広報部が
あるのだから、自分で言わなくても広報部を
通して話させることはできるはずである。
それともほかに理由があるなら、それを明確
にすべきである。
18サンスポ
<サンケイスポーツの記事>

いまのままでは、相撲フアンの不信感をいつ
までたってもぬぐえない。報道によれば、
貴乃花親方は協会幹部に不信感をもっている
という。真偽はわからないが、貴乃花親方は
協会員である。巡業部長は任命されて就いて
いる役職である。だとしたら、報告・連絡・
相談は筋ではないか。

よく、相撲部屋は商店で、理事長は商店街の
会長というとらえ方をする者がいる。そう
いう見方は昔からあった。だがこれは誤った
見方である。商店は独立採算制だが、相撲
部屋はそうではない。力士の養成費、親方の
給料、関取の月給及び報奨金、部屋の維持費
は協会から支払われているのである。理事長
は各年寄に担当職を任命する。協会の運営の
最高責任者であり、商店街の会長とは根本的
に違うのである。
18ゲンダイ
<日刊ゲンダイの記事>

日馬富士暴行事件はますます混迷を深めて
きている。今回の事件は協会全体の問題で
ある。それを一協会員の貴乃花親方が、疑念
を増大することは容認できない。これが企業
なら、このような事態にはけしてならない。
信用・信頼の面からも疑念・混迷があっては
ならないのが当然なのである。

土日はニュースやワイドショーが減ります。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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